電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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日本マーテック(株)、世界トップクラスの受託分析企業


多数の先端機器でワンストップサービス

2015/6/1

 日本マーテック㈱(大阪市北区南森町2-2-9、Tel.06-4792-7375)は、世界トップクラスの受託分析企業、MA-tek(マーテック)の日本法人である。最新鋭の分析・試験装置を豊富に取り揃えたワンストップサービスを強みとし、短納期・低価格でのサービス提供が可能である。半導体への取り組みを強める自動車業界や台湾での現地生産を拡大する国内デバイスメーカーなどをターゲットに、受託拡大を目指す。

故障解析フロー

 MA-tek社は2002年に設立され、台湾に6カ所と中国上海にラボを持つ。台湾の大手ファンドリーをはじめ、欧米を含む多数の顧客からの受託実績を持つ。
 事業は信頼性試験、故障解析、材料分析の3つに大別できる。世界トップクラスの分析・試験装置台数を誇り、FIBを用いたTEM観察ならば月2000~3000検体もの数をこなすなどスピーディーな生産体制を構築している。一般的には複数の企業に委託しなければならないデバイス評価をワンストップで行うことが可能だ。ほかにもパテント調査などを目的とした製品解析、回路解析といったリバースエンジニアリングを行っている。

最新の設備を導入
最新の設備を導入
 また、常に進歩する顧客ニーズに対応するため、いち早く最先端装置を導入している。例えば14年に導入した3D-X線装置は、0.7μmの解像度で非破壊での3次元観察を可能にする。10nmクラスの最先端デバイスに対応したナノプローバーも導入した。アジア初となるプラズマFIBや最新鋭SIMS(Cameca7f)を導入する。

 また、14年に液体内のナノ粒子を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察できる特殊ホルダーも独自開発した。

液体観察ツール
液体観察ツール

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