商業施設新聞
新聞・情報紙誌のご案内出版物のご案内広告掲載のご案内セミナー/イベントのご案内
シェア
Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加
第490回

(株)澤光青果 代表取締役社長 矢澤修氏


昔ながらの八百屋を復活
 

2015/8/11

(株)澤光青果 代表取締役社長 矢澤修氏
 (株)澤光青果は、首都圏の駅ビルを中心に青果専門店を展開する企業だ。鮮度にこだわった野菜、果物を販売し、多くのファンを獲得している。最近では、昔ながらの八百屋スタイルを復活させた新業態店を渋谷・センター街に出店し、都心の真ん中でかつて街中にあった八百屋を再現した。こうした取り組みについて同社代表取締役社長の矢澤修氏(=写真)に話を聞いた。

―― 新業態はずばり「八百屋」ですね。

渋谷・センター街にオープンした「ざ・八百屋」
渋谷・センター街にオープンした「ざ・八百屋」
矢澤 直球ですよね(笑)。店名もストレートに「ざ・八百屋」です。八百屋というと、今は商業施設のテナントとして営業していたり、量販店の一画に出店しているケースが多いですが、昔は街中にポツンポツンと点在していました。お客さんとのコミュニケーションもすごく綿密で、例えば大根1本買うときに、「こうやって食べると美味しいですよ」というような提案や保存方法など、いろんな話ができます。他愛もない話かもしれませんが、こうしたコミュニケーションはすごく大事だと思うんです。
 最近はこうした八百屋が少なくなってきて、寂しいという気持ちと、お客さんもこのようなスタイルの八百屋がほしいかなと思って開発しました。実際に店に行ってもらえれば理解していただけると思いますが、本当に昔ながらの八百屋ですよ。

―― センター街への出店は驚きです。

矢澤 たまたまいい物件があったというのもありますが、元々渋谷には「東急プラザ渋谷」に店がありました。施設の閉館とともに店を閉じましたが、常連さんもたくさんいて、また渋谷に店を出してほしい、出したいという想いがあったのでセンター街という、あえて変わったところに出店してみました。

―― 小さいころに見た八百屋を思い出しますね。

矢澤 前掛けスタイル、ザルでの陳列など昔ながらの店づくりにこだわりました。配達もやりますし、新しいけど何となく懐かしい店ですね。
 11坪のコンパクトな店ですが、毎日元気に営業しています。特に告知などはせずオープンしましたが、口コミなどで広まり、地元のお客さんやかつての常連さんを中心に、多くのお客さんにご来店していただいています。

―― 今後の店舗展開について。

矢澤 この「ざ・八百屋」はどうなるかまだ分かりませんが、これまでのテナントとしての出店は、今後も駅ビルが出店の中心となります。また、百貨店や郊外型のSCなど他の商業施設でも条件が合えば出したいと思っています。当社はとにかく鮮度にこだわっていますので、当日の朝に仕入れたものを陸送でお店に運び、開店までに店頭へ並べられることが条件ですが、出店エリアも徐々に広げていきたいと思っています。


(聞き手・若山智令記者)



▼(株)澤光青果
〒143-0001 東京都大田区東海3-6-3、Tel.03-5492-5938
http://www.sawamitsuseika.com/
資本金=1億円、代表者=矢澤修氏
サイト内検索