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JMA、キャンプ座間返還地に座間総合病院を開院、海老名総合病院と連携


急性期・回復期・慢性期に対応、県央の2次救急大幅強化、手術室2室はクラス1万

2016/5/31

座間総合病院の外観
座間総合病院の外観
 (社医)ジャパンメディカルアライアンス(JMA、神奈川県海老名市河原口1320)は4月1日、神奈川県座間市のキャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区一部返還予定地で建設を進めていた座間総合病院をオープンし、同月4日から外来診療を開始した。これまで座間市は隣接する海老名市などの病院の協力なしには2次救急輪番を組むことができず、そのため市外の救急搬送率は8割近くに達していたが、同病院がオープンしたことで市民の高い医療ニーズに対応できるようになったほか、救急患者の多くを受け入れることが可能となった。

 所在地は、座間市相武台1-50-1。小田急小田原線相武台駅から徒歩15分、同駅から専用シャトルバスで5分のところに位置する。県道51号の道路を挟んで正面には座間市消防本部がある。

 診療科目は、内科(総合診療科)、糖尿病内科、循環器内科、神経内科、漢方内科、消化器内科、小児科、外科、整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、放射線科、人工関節・リウマチセンター(リウマチ科)の19科目を標榜。

病室
病室
 特徴的な科目として、総合診療科では、高齢化につれて症状が多様化していく中で、例えば「腸が痛い」「肺が痛い」など患者自身が理解して症状を訴えてくることは珍しく、一般的には「お腹のあたりが痛い」「めまいがする」「咳が止まらない」など漠然とした理由の来院が大半なことから、まず内科、外科と全体を診察できる幅広い知識を持った医師が対応し、治療を施す上で必要な場合は、専門の科へ振り分ける仕組みとなっている。
 人工関節・リウマチセンターは同グループの海老名総合病院から移転・拡大したもので、整形外科の中でも関節に特化している。人工股関節や人工膝関節などの関節置換手術にも対応しており、股関節や膝の痛みによる歩行困難などの症状を改善していく。なお、産科は設置されていないが、海老名総合病院と連携して対応する。

(続きは本紙で)

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