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No.32

広州市国際投資センター、ビジネスチャンス説明会開催、投資機会などを紹介


2016/8/2

広州市国際投資センター 呉毅主任
広州市国際投資センター 呉毅主任
 広州市国際投資促進センター主催による「ビジネスチャンスに溢れる都市―広州市第13次5カ年計画期間のビジネスチャンス説明会」が7月8日に東京都内で開催された。説明会では広州市国際投資センターの呉毅主任が13次5カ年計画の概略について説明するとともに、「広州市の経済社会の発展に関する注目と支持をありがとうございます」と挨拶した。

 広州市は中国南方の最大かつ中心都市で、日本は広州市にとって最大の輸入元であるとともに、第2の投資元となっている。広州に投資している世界トップ500企業のうち、約3分の1が日系企業で、トヨタ、ホンダ、日産、日野などの自動車業界トップ各社と、パナソニック、三菱電機、日立、JFEなど各業界のリーダー企業が投資先として選択している。広州市には世界トップ500企業のうち200社以上が進出。外商累計直接投資プロジェクトは2万件以上と、中国国内で最も投資吸引力のある地域の1つとなっている。

 広州市第13次5カ年計画では、国際航運中枢、国際航空中枢、国際イノベーション中枢の3つの戦略中枢を整備する計画。GDP 8%前後の増、固定資産投資12%増、社会消費財卸小売総額10%前後の増、商品輸出総額8%増、実際利用外資10%増を目標としている。

 広州市では、日本との貿易をさらに盛んにする方針で、広州から日本へのコンピューターや電子設備、家具、織物・服飾などの輸出を歓迎する。商業サービス、物流サービス、旅行サービスなどの分野で優位性があり、日本企業に多くのビジネスチャンスを提供する。

 グリーン面での提携も注力する方針で、日本企業の先進的で優れた技術を持つ、新エネ自動車、省エネ・エコなどの分野での提携に期待している。

 さらに、広州市は国際健康都市になるために、健康医療を核とする、医療、健康、検診、美容、漢方薬一体化などの健康医療総合プロジェクトを発表。南沙新区先端健康医療総合センター、開発区中新知識城腫瘍治療センターなどを整備する計画で、日本企業の視察や投資を希望している。

 説明会では、広州市国際投資促進センターの担当者がこれらについて説明。その後、Mizuno Consultancy Holdings Ltd.代表の水野真澄氏が「中国でのビジネスモデルと広州」のテーマで講演。最後にみずほ銀行中国業務推進部次長の白井和樹氏が「比較で考察する投資策としての中国と日本企業のビジネスチャンス」のテーマで講演した。
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