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No.652

広島の商業施設はカープづくし


今村 香里

2018/4/17

 プロ野球の広島東洋カープ(カープ)は、地元の熱烈なファンのみならず、近年はカープ女子もすっかり市民権を得て、地元広島だけでなく、東京にもその数を増やしているようだ。そんなカープの本拠地である広島では、商業施設のオープンラッシュが続いている。

開業時のエディオン蔦屋家電の音楽周辺機器コーナー
開業時のエディオン蔦屋家電の
音楽周辺機器コーナー
 昨年は、広島駅前再開発によって建設された再開発ビル「エキシティ・ヒロシマ」の核店舗として、「エディオン蔦屋家電」がオープンした。続いて、広島市西区では、地元企業のイズミが展開する「レクト」や、観音マリーナに隣接する「マリホ水族館」が新たに誕生するなど、ここ数年のカープの勢いと同様、商業開発も盛り上がっている印象だ。さらに、南北自由通路など駅の改良工事を実施した広島駅では、新たな駅ナカ商業施設「エキエ」(1期)が開業し、賑わいが増している。今春の3月29日には、2期の飲食フロア「エキエ ダイニング」もオープンしており、広島を代表するお好み焼きの名店や、瀬戸内産の食材を使った店舗などが多数揃った。

 これらの商業施設では、カープにちなんだコーナーや商品を置く店舗が多い。エディオン蔦屋家電の音楽周辺機器コーナーでは、カープのマスコットであるカープ坊やのロゴが入ったヘッドホンが販売されているほか、エキエ1期に出店した「スミス」(文具、雑貨)では、カープのチームカラーである赤をベースに、紅葉など広島ならではのモチーフをデザインしたノートが並んでいた。また、増床リニューアルした「イオンモール広島府中」でも、赤のベビーカーが並ぶ光景を目にした。こうした各社の取り組みを通じ、街全体が一体となってカープを盛り上げようとしている様子が伝わってくる。

カープデザインのボウリングレーン
カープデザインのボウリングレーン
 今年は、4月27日に「ジ アウトレット 広島」がオープンする。アウトレット、エンターテインメント、広島の名産を前面に打ち出したゾーンが融合する注目の新業態である。先日、同施設のオープン前に一部のエンターテインメントゾーンが報道機関各社に公表された。印象に残ったのが、総合アミューズメントとして出店する「プラサカプコン」内のボウリング場だ。なんと、カープをデザインモチーフにしたレーンがあり、スコアが表示される液晶モニターには、カープ坊やのアイコンが映し出されているほか、ソファーもカープ色の赤に染まっている徹底ぶりだ。

 中でも、我々取材陣が興味をもって写真に収めていたのが、ボウリングボウル。野球ボールとカープ坊やの斬新なデザインで、一瞬ボウリングボウルだと気づかないほどである。ファン同士で利用して盛り上がることは間違いないだろう。このほかにも、カープデザインのアミューズメントやスポーツ観戦できるカフェもあり、様々な場所がカープ愛に溢れている。

 今後ますます商業施設間の競争が激化しそうな広島では、カープファンの心をつかんだ施設づくりがカープ同様に強いのかもしれない。
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