電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2016/9/1(2209号)主なヘッドライン
電子デバイス天気予報、分厚い雲抜け「視界回復」
強気の中国スマホが牽引役、NAND、有機ELの投資活況

 電子デバイス業界は、2016年前半に業界全体を覆っていた分厚い雲をくぐり抜け、徐々に前方の視界が回復してきた印象だ。新型iPhoneの売れ行きに対するネガティブな見方は根強いものの、中華圏スマートフォン(スマホ)メーカーが強気の生産計画を打ち立てており、市場を牽引する存在となっている。個別デバイスでは、NANDフラッシュの市況が中華圏スマホの大容量ニーズで大きく好転しているほか、17年以降を見据えては有機EL関連の設備投資がFPD業界を大きく盛り上げることになりそうだ。

 9月に発売予定の「iPhone7」は、16年内に8000万~9000万台の生産が計画されている。部品メーカーのあいだでは、例年に比べて部品取り込みに力強さが欠けるといった声も聞かれたが、現状では前年とほぼ同規模の水準となりそうだ。ただし、アップルは通常、発売当初の売れ行きを見極めたうえで、その後の部品発注を行うため、「例年より早くピークアウトする可能性」(電子部品メーカー)も指摘されている。

(以下、本紙2016年9月1日号1面)



◇ 中国政府、ZEV規制の導入検討、エコカー販売を後押し
◇ トヨタ、ロシアに148億円投資、「RAV4」の生産開始
◇ JFEスチールとtkSE、車載部品用鋼板で提携、成形技術を相互ライセンス
◇ ルネサス、熊本錦の操業継続、後工程生産を見直し
◇ 金沢大学ら、動作実証に初成功、ダイヤMOSFETで
◇ 理化学研究所、QCにシリコン活用、雑音問題を解消
◇ 清華紫光、半導体新会社を設立、設計やM&A主体に展開
◇ 楽視網、酷派の筆頭株主に、スマホ、テレビ事業を拡大
◇ TI 4~6月期、車載・産機が好調、営業利益は11%増
◇ 海外主要OSAT4社 4~6月期、後工程生産回復鮮明に、中韓スマホ需要が下支え
◇ アムコー・テクノロジー、K5 年末から装置導入、独自FOWLPを生産
◇ 高密度実装技術セミナー、車載向け実装が進化、ECU全体見た実装大事に
◇ イノラックス 4~6月期、生産回復で損失縮小、有機ELで投資増額検討
◇ Kopin 4~6月期、減収も赤字幅縮小、10月からHMD出荷へ
◇ インテル、独自HMDを開発、17年から提供開始
◇ カナディアン・ソーラー、4~6月は増収増益、モジュール出荷6割増
◇ JST、新Si成長法を開発、CZ単結晶と同等の効率
◇ ハンファQセルズ、低圧産業用に新提案、新PV架台システム開発
◇ 国内FA関連企業6社 4~6月期、売上高は12%減、キーエンスは増収増益
◇ ディスコ 16年度、上期予想を上方修正、NAND投資拡大で
◇ アスカインデックス、大牟田市に新拠点、中古産業機械の事業強化
◇ ドローン世界市場、20年には2.2兆円超、サービス分野が急成長、矢野経済研究所調べ
◇ NIMSと日立金属、研究センターを設立、次世代超耐熱合金を研究
◇ 東京理科大学、酪農にAIを活用、乳牛の疾病などを予測
◇ 川崎重工業、ロボット展示場をお台場にオープン
◇ TDK 4~6月期、買収関連費用で減益、中韓スマホ需要が牽引
◇ ヒロセ電機 4~6月期、スマホ低調で減益、産機含めて後半上向きに
◇ 本多通信工業 4~6月期、商流変更で減収減益、次期は車載が大幅増に
◇ 村田製作所、ISA規格準拠の無線モジュール
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