電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2017/8/24(2259号)主なヘッドライン
中国PV導入量、17年は前年上回る
分散発電設備の導入本格化、PERCとブラックセル急増

 2017年上期(1~6月)における中国の太陽電池(PV)市場は、メガソーラー一辺倒から屋根に設置する事業者向けなどの分散発電設備の導入が増え始めたことで、前年同期比9%増の約24GWに達した。1~3月期は約7GW、4~6月期は約17GWだった。年初には業界関係者の多くが「17年は16年の導入量34GWに届かない」と予測していたが、現在はこれを超えるとの観測が強まっており、用途の広がりに伴って変換効率が高い単結晶型PERC(裏面パッシベーション)セルやブラックセルの量産が拡大している。

 中国市場の強い需要に牽引され、中国のPV製造は1~6月期も拡大を続けた。同期のセル生産量は32GW、モジュール生産量は34GWと前年同期比で2割以上も増加した。
 中国政府は6月末、16年と同様に、太陽光発電による電力買取価格の補助金減額を予定していたが、これを8月からに延期した。16年は、減額直前の駆け込み需要の反動で7~9月期の導入量が激減してPVや部材メーカーの出荷計画が混乱したためで、これを避けるのが狙いだった。

(以下、本紙2017年8月24日号1面)



◇ ギガデバイス、ISSIの買収撤回、DRAM計画に影響
◇ インテルら7社、コンソーシアム創設、自動車ビッグデータ向け
◇ 国内主要自動車メーカー6社 4~6月期、全社が前年比で増収、
  収益面は明暗分かれる
◇ ダイセル、画像解析システム導入、エアバッグ部品製造に
◇ 東芝 4~6月期、メモリーの利益率35%、監査法人から限定付承認
◇ ローム、48V電源向け高降圧比IC
◇ セイコーエプソン、低電力マイコン 小型家電に対応
◇ サムスン電子、1テラNAND公開、18年から新SSD出荷
◇ ウィンセミコンダクター 4~6月期、稼働上昇で7%増収、Wi-Fi向けが牽引
◇ インテル、DC向け新型MPU、深層学習能力を強化
◇ TTMテクノロジーズ 4~6月期、売上高が過去最高に、自動車・防衛向けが牽引
◇ ユニオンツール 1~6月期、期初より業績上ぶれ、中国スマホ向けに拡大
◇ 太洋工業、新メタルマスク開発、極小電子部品に対応
◇ サムスン電子 DP事業、営業利益率2割超え、次期新工場の検討開始
◇ ジャパンディスプレイ 4~6月期、営業赤字膨らむ、特別損失で通期も赤字に
◇ 日本モレックス、透明導電センサー 3次元BLに最適
◇ JAEA、ペロブスカイト太陽電池、高効率化の要因解明
◇ 韓国ポリシリコンメーカー、反騰で業績改善に期待、中国勢の新増設に警戒
◇ 大阪大学産業科学研究所、単純構造のシリコンPV、変換効率20%を達成
◇ 東レ、LiB用セパレーター、20年までに能力3倍
◇ 日産自動車、中国ファンドに譲渡、AESC含む電池事業
◇ 京大ら5者、リチウムの濃度と組成変化、同時測定に成功
◇ ディスコ、茅野でダイサー生産、生産能力1.5倍に増強
◇ 海外FA機器関連メーカー 4~6月期、受注高は2桁増、KUKAが大幅増収
◇ シルトロニック、価格改定で増益、独工場で一部増産実施
◇ SCREENホールディングス 4~6月期、半導体装置が好調、2桁の増収増益達成
◇ プレンプロジェクト、合弁関係を解消、中国EMSとのロボ事業
◇ アスラテックら、建機を遠隔操作 人型ロボットで
◇ ロボキュア、ロボで失語症改善 訓練アプリを活用
◇ AKA、革新機構出身者が CFOに就任へ
◇ 第一精工、マレーシアに新工場、車載用電子部品を増産
◇ 国内電子部品メーカー業績 4~6月期、自動車向け中心に好調続く、
  スマホ向けは踊り場
◇ ゼノマ、衣服に伸縮センサー、製品化へ資金調達中
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