電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2018/2/8(2282号)主なヘッドライン
韓国半導体 米中の牽制を懸念
メモリー値下げ圧力強まる、需要見通しと投資意欲は旺盛

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 2017年の韓国の輸出規模は前年比15.8%増の5739億ドルとなった。好況が続く半導体の貢献によって、輸出額は16年11月~17年12月まで14カ月連続プラス成長を記録し、韓国経済できわめて大きな存在感を示している。だが、米国と中国が韓国半導体を激しく牽制し始め、特許侵害の調査、供給価格の引き下げ圧力、独占に対する調査などが本格化する見通しとなっており、収益の拡大に浮かれてばかりいられない状況にある。

 サムスン電子の半導体部門の17年通年売上高は74兆2600億ウォン(約7兆8168億円)、営業利益は35兆2000億ウォン(約3兆7053億円)、営業利益率47.4%を達成した。これは収益率の低いノンメモリーを含めたもので、メモリーだけをみると利益率は60%に迫る。メモリーが年間売上高でインテルを追い抜き、世界首位に立つ原動力になった。
 また、SKハイニックスも売上高が前年比75%増の30兆1094億ウォン(約3兆1694億円)、営業利益は同319%増の13兆7213億ウォン(約1兆4443億円)となり過去最高を記録した。

(以下、本紙2018年2月8日号1面)



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