■発刊趣旨とご購入のご案内

　本書は、全国における土地区画整理事業1400地区を中心として都市再開発事業や中心市街地活性化基本計画、都市再生緊急整備地域など1800プロジェクトの現状と今後の計画をまとめたものです。当社では「商業施設新聞」をはじめ「商業施設計画総覧」や「全国都市再開発計画総覧」、「首都再生」など、まちづくりに関わる新聞、書籍等を発刊しており、今回、全国のまちづくり計画を網羅した企画本として集大成したものです。
　2008年9月のリーマン・ブラザース証券の破綻を機に世界同時不況に陥り、国内のモノづくり産業は、海外需要の冷え込みや円高による業績悪化で、大幅な減産による人員削減が急速に進行しており、今後、内需型の産業創出が景気浮揚の柱となります。本書では国内におけるまちづくりの現状を把握し、また計画中の案件を抽出し、詳報することで、新たな成長の基盤となる国土整備の全体像を捉えていきます。
　内容は4章構成として、第1章に「緊急都市整備域65エリアの現状」を収録、02年6月に施行された都市再生特別措置法により、バブル景気崩壊後の景気浮揚策となる大型プロジェクトの多くは竣工したものの継続中の事業や新たな計画も多数盛り込んでいます。第2章は「全国260地区の都市再開発事業」で、全国の再開発160事業に加え、各地区に組織された準備会や研究会の動向も約100件を取り上げています。第3章は「全国1400地区の土地区画整理事業」を表組で掲載、商業施設や公益施設、事業系の保留地なども収録、第4章は「中心市街地活性化基本計画67エリアの現状」として旧計画から継続する事業とともに新たな施設整備計画にも焦点を当て、多くのプロジェクトを紹介し、読者の利用の便に供するよう努めました。

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■内容構成