■発刊趣旨とご購入のご案内

　病院計画総覧は、病院の新築や増改築、医療機器整備など“病院に関連する設備投資”を網羅・集大成した、我が国唯一のデータブックとして、1975（昭和50）年以来、定期的に上梓して参りました。最新の2017年版では、巻頭特集「①迫る2025年への医療提供体制の整備」の中で、がん対策、疾病構造の変化や病床数の変遷、2018年度報酬ダブル改定について、さらに「②公立病院の新改革プラン」では17年度からスタートする同プランについて、「③着実に進む日本の医療の国際化」では2015年版で特集した｢日本の病院・医療の輸出｣のその後を追っています。

　本書では、厚生労働省の2025年ビジョンを踏まえて、耐震化や地域医療再生、M&Aなどで活発な病院整備の個別データを収録しました。医学系国公私立大学、日本赤十字社、徳洲会、国立病院機構、労災病院、地域医療機能推進機構など11の全国病院ネットワーク組織、さらには高度急性期医療から慢性期医療、福祉施設、在宅医療／介護拠点、有料老人ホームまで展開している42の主要医療グループおよび社会医療法人などの施設を合わせると、全収載施設数は3000件を超えています。

　このほか、治験開始ないし施設整備中のBNCT、陽子線および重粒子線がん治療施設、医療技術の向上や医療機器・医薬品の国際競争力アップのための国家戦略特区、総合特区、大手設計会社を中心とする病院設計の最新思想、病院の最新ソリューション（エネルギー、病院向けの施設・設備）から医療機器まで、医療業界の最新トレンドを盛り込んでおります。

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■内容構成