商業施設新聞
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第493回

ツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパン(株) 代表取締役 アンドリュー・ハンキンソン氏


日本人は価格よりも価値を重視
トータルキッチンコーディネートを標榜

2015/9/8

ツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパン(株) 代表取締役 アンドリュー・ハンキンソン氏
 包丁や鍋、調理器具などを取り扱う、キッチン用品店を多店舗展開しているツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパン(株)。百貨店内やアウトレット施設内に出店し続けてきた同社も、新たな出店先を模索し始めた。今後はどのような店舗を展開するのか、同社の代表取締役を務めるアンドリュー・ハンキンソン氏(=写真)に話を聞いた。

―― 流暢な日本語を話されています。

ハンキンソン 私は今年で49歳になりますが、1991年、25歳の時に初めて来日しました。当時はバブル崩壊の真っ只中でしたが、某百貨店で紳士服のバイヤーを務めました。その職場で日本人が“価格”よりも“価値”を重視していることを知り、もっと日本市場を研究したいと思い、2012年1月、現在の会社に入社しました。入社当時は直営店の店舗数が5店と少なかったのですが、今ではアウトレット店や正規店を含めて25店(15年7月末時点)を数えます。

―― 店舗フォーマットについて。

クッキングスペースを備えている「りんくうプレミアム・アウトレット店」
クッキングスペースを備えている「りんくうプレミアム・アウトレット店」
ハンキンソン 店内にキッチンデスクやクッキングスペースを設ける必要があるので、店舗面積は85~120m²が適切な規模と考えています。当社の商品はやや割高なので、包丁の研ぎ方を伝授する教室やクッキングイベントなど、アフターサービスも充実させる必要があります。もちろん、準備からアフターサービスまで、全てを取り揃えた《トータルキッチンコーディネート》を標榜することから、主力商品となる包丁や鍋に加え、ナイフブロック、砥石、まな板なども取り揃えており、商品の中心となるアイテム数は500~600アイテムを数えます。なお、30~50歳の女性をコアターゲットに設定しています。

―― 今後の出店計画を聞かせてください。

ハンキンソン 当社は2020年までに50店体制の構築を目指しています。しかしながら、アウトレット施設内への出店余地が少ないので、今後は路面店や旗艦店を出店するほか、駅ビル内への出店も模索しています。路面店は東京都内よりも地方都市、例えば名古屋、神戸、福岡などに出店することを検討中です。同店では研ぎ方教室やカッティングクラスのほか、デモンストレーションを行うクッキングイベントや、親子で体験できるクッキングクラスなど、包丁や鍋に関するアクティビティーも充実させます。

―― 旗艦店について。

ハンキンソン 店舗面積は165~200m²の規模を想定し、現在、物件を探索中です。すでに4カ所を視察しましたが、良い物件が見つかりませんでした。海外ではデュッセルドルフ(ドイツ)、パリ(フランス)、バルセロナ(スペイン)と、世界各地でフラッグシップストアを展開していますが、日本では東日本に1店、西日本に1店の計2店を出店する方向で話を進めています。

―― 駅ビル内への出店は。

ハンキンソン 店舗面積は最小19m²から出店可能で、最大でも66m²を想定しています。場合によっては、ポップアップ・ストアの展開も考えています。駅構内および駅周辺では、包丁の持ち運びに難色を示されることから、包丁の商品構成比率は3割(従来店)から1割まで落とすつもりです。そのぶん、価格が1万円以下のヘンケルス商品やストウブセラミック商品、ビューティケア商品などを充実させます。当社の商品は、次世代のライフスタイルを提案するのに役立つことから、駅ビルのイメージアップにも貢献できると確信しています。

(聞き手・大阪支局長 岡田光)


▼ツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパン(株)
〒501-3911 岐阜県関市肥田瀬4064 Tel.0120-75-7155
http://www.zwilling.jp/index.html
設立=1973年1月10日、資本金=9000万円、代表者=代表取締役 アンドリュー・ハンキンソン氏
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