商業施設新聞
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2021/9/7(2411号)主なヘッドライン
秋だ、商業だ、オープンだ!2021、近畿で大型案件が複数
ノリタケの森など新潮流も


大型施設の「セブンパーク天美」
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 商業施設新聞がこの秋冬に開業する商業施設をまとめたところ、施設数は計24件となり、2020年から11件減少した。特に首都圏での少なさが際立つ。ただ近畿では「阪神梅田本店」「セブンパーク天美」といった大型施設の開業が控えるなど注目される案件は多い。この秋冬は開業数が少ないものの、名古屋市でモールとオフィスが融合した新しいイオンモールもオープンするなど、次世代に向けた取り組みは少なくない。オーバーストアの中、商業施設は変革期に差し掛かっている。

■首都圏は案件わずか、オーバーストアの表れか
 この秋冬に開業する商業施設で際立つのは、首都圏の案件の少なさ。首都圏は日本で最も大きい商圏であるはずだが、大型案件と呼べるものは「ソコラ南行徳」「LICOPA鶴見」の2つ。ソコラ南行徳はスーパーマーケットのイオンをはじめ食関連が充実するほか、ユニクロ、ジーユーなど約60店が出店し、地域住民に足しげく通ってもらえる施設を目指す。LICOPA鶴見は、イトーヨーカドーを核に無印商品などのほかドラッグストア、飲食店、屋上にはBBQ店など33店が出店し、こちらも地域住民を取り込む。首都圏ではほかにも複数の施設が開業するが、全体として数は少なく、規模も小さい。
 要因にはオーバーストアがあるだろう。実際、ソコラ南行徳、LICOPA鶴見も純粋な新規開発でなく、いずれも既存のGMSをリノベーションしたもの。業績が厳しいといわれているGMSを転換する点を含め、昨今の商業動向を反映するものとなった。

(以下、本紙2021年9月7日号1面)



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