東京、大阪で進む大型再開発。一方で、これらの都市に負けじと地方都市でも開発が活況だ。福岡市では「天神ビッグバン」が本格化して、「福ビル街区」などの大型開発が進むほか、博多駅周辺でも複数案件が控える。札幌市は新幹線の延伸などを背景に札幌駅前で延べ約39万m²の超大型案件が計画されており、街は一新する。新幹線の開通が控える福井、長崎でも開発が活況であり、外資系ホテルの導入なども進む。広島、神戸などでも駅ビルをはじめとした大型案件が進んでおり、街の機能が強化されていく。

■福岡市、規制緩和で再開発を促進
　地方都市の中で特に開発が進むのは、福岡市と札幌市。福岡市は規制緩和の施策を用意し、大規模開発を誘導している。新幹線などが乗り入れる博多駅の周辺では「博多コネクティッド」、市内随一の繁華街である天神エリアでは「天神ビッグバン」として再開発を促進する。
　「天神ビッグバン」における大きな案件の一つは、西鉄が開発を進めている複合ビル「福ビル街区建替プロジェクト」である。延べ約14万7000m²の中に、商業やオフィス、ホテルなどを導入する。竣工は2024年12月を予定している。
　「旧大名小学校跡地活用事業」も注目の案件で、総延べ約9万400m²の規模で建設。「ザ・リッツ・カールトンホテル」が出店し、12月の竣工を予定している。

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ウォッチ 消費経済 economy of consumption No.24
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ホテルショコラ

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