商業施設新聞
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No.590

1月の行事で賑わう神社


今村 香里

2017/1/17

多くの人で賑わう今宮戎神社の境内
多くの人で賑わう今宮戎神社の境内
 1月6日、会議のために東京本社へ赴いた。連休前の出張で、翌日は東京でオフの一日となったため、この機会に浅草界隈に住む友人に少し会いに行った。何やら近くで催し物があるというので、ついていくと、酉の市で名高い浅草の「鷲神社(おおとりじんじゃ)」にたどり着いた。この日は、餅つき大会と七草粥の炊き出し、フリーマーケットなどが開催されていた。もう1月も7日になり、七草の日かと日が経つ早さに思いふけるのと同時に、実家にいた頃は恒例行事のごとく7日に七草粥を食べていたのを懐かしく思った。

 神社の前は、参拝客による長蛇の列だった。今年は酉年なので、お正月の三箇日は、さらに多くの人が訪れたであろう。この日は、遠方からわざわざ来た人もいるようだった。地方在住の私からすると、「さすが、浅草の知名度」という感想だ。
つきたての美味しいお餅と七草粥を堪能し、つかの間の東京を後にした。

 一方、連休の最終日は、関西を中心に恒例の「十日えびす」の初日となった。大阪では、日本三大えびす神社といわれる「今宮戎神社」が有名であり、こちらも福笹を求めて参拝しに行ってきた。

鷲神社で参拝の列に並ぶ人々
鷲神社で参拝の列に並ぶ人々
 今宮戎神社の十日えびすは、露店がずらりと並んで多くの人で賑わう。露店は、なんば駅より南の南海本線の高架下横の道路沿いに、なんば駅辺りから、今宮戎神社にわたって出店している。

 近年、この南海本線の高架下は南海電気鉄道の「なんばEKIKANプロジェクト」によりリノベーションされ、新たな商業施設として生まれ変わっている。「つながり、交流」をキーワードに顧客同士が店舗を通じて交流できる店舗を配置しており、エリアを超えて親しまれている。十日えびすの期間には、出店する露店との相乗効果もある。イベントを行う店もあったりと、地域の行事に溶け込んで、より賑わっている様子だった。

 16年は年末に財布を落としてしまったので、これらの参拝で、今年こそはご利益があるといいなと願うばかりだった。
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