電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2020/5/14(2397号)主なヘッドライン
サービスロボット、感染リスク低減へ本格運用
社会的距離の確保に貢献、市場急拡大の可能性も

病院などでの物品搬送をロボットが代替
クリックして拡大

 サービスロボット(非製造分野向けロボット)への注目度が急速に高まっている。新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がるなか、ロボットによる省人化や遠隔作業によって、感染リスクを低減しながら業務が行えるという利点が認知され、本格運用されるケースが増えている。これまでサービスロボット市場は中長期的な拡大が予想されていたが、その市場拡大が前倒しで一気に進む可能性も出てきた。

 サービスロボットは、これまで研究開発や実証フェーズの取り組みが多かったが、新型コロナの影響によって、世界各国でソーシャルディスタンス(他者との一定の距離)の確保や外出制限が要請されるようになって以降、本格的に運用されるケースが増えてきている。例えば、病院内の業務をロボットで代替する取り組みが中国、米国、イタリアなどで加速している。ロボットを使った遠隔診療のほか、自動搬送型のロボットによって、薬や検体、食品、リネン、廃棄物などを運搬する取り組みも増えており、院内感染を低減させるための重要なツールとなっている。

(以下、本紙2020年5月14日1面)



自動車産業・部品
日野自動車とBYD、商用EV開発で協業、戦略的事業提携を構築
トヨタと中国第一汽車、合弁の管理体制再編、効率化で競争力向上へ
ヴィテスコ、天津に新開発センター、先進のテストラボ完備
IT・半導体産業
ルネサス 4~6月期、6%の減収予想、自動車は15%減を想定
東大と理研、ワイル粒子メモリー、原理の検証に成功
トーメンデバイス 19年度、過去最高の業績達成、メモリーやシスL好調
NXP、4~6月は営業赤字、自動車向けは3割減収
200mmファンドリー、供給不足が深刻化、パワーやCISで需要増
中国IC産業ファンド、第2期がスタート、紫光集団に融資審査
プリント回路・実装
イビデン、PKG基板で追加投資、総額1300億円規模に
ケミトロン、高性能エッチング装置拡販、小型・高生産性を追求
ディスコ 4~6月期、過去最高の出荷高、引き合いはピークアウト
液晶・ディスプレー
コアトロニック 4~6月期、バックライト2割増、ノートPC向け需要旺盛
サムスン電子 DP事業、1~3月は営業赤字、有機EL比率9割近くに
日東電工 19年度、オプト部門7%減収、20年度の通期計画未定
電池・新エネルギー
Eサーモジェンテック、フレキ熱電発電モジュール、年度に採用・外販
JAソーラー、19年度は増収達成、モジュール出荷10GW超
ライセン・エナジー、19年度は大幅増収、モジュール出荷7GW
製造装置・部材関連・FA
東京エレクトロン 1~3月期、FS事業が過去最高、新規装置売上は想定線
アドバンテスト、1~3月受注は上ぶれ、SLT事業が大幅増加
OKIエンジニアリング、校正周波数を拡大、5G対応で26.5GHzへ
医療・航空・ロボット
Tiny Mile、食品配達企業と連携、ロボ50台の運用を計画
ハイボット、東京パワーらと連携、点検ロボット事業加速
島津製作所と国立がん研究センター、共同研究契約を締結、光免疫に関する計測技術
一般電子部品
村田製作所 20年度、営業利益17%減へ、コロナ禍で1700億円減収に
日本電産 20年度、設備投資額1400億円、コロナ後の成長5分野に
日本航空電子工業、洗濯に対応したコネクター、スマート衣料に最適



Omdia 発 グローバル・アイ No.155
PID&サイネージ市場
日本半導体産業 激動の21年史(2000年~2020年) No.62
2011年(第7回)国内32社生産額は16.5%減



インタビュー
東レエンジニアリング(株) メカトロファインテック事業本部 第二事業部長 藤田和彦氏
inaho(株) 代表取締役CEO 菱木豊氏
サイト内検索