電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2013/10/30(2064号)主なヘッドライン
レアメタル、都市鉱山の戦略的開発が加速
SUREが年内開設、研究成果を迅速に社会へ展開

 レアメタルは、日本の先端製品における高機能・高付加価値を作り出す根幹素材として、その需要は拡大傾向にある。しかし、他の金属と比較して代替性が低く、特定の産出国への依存度が高いことなどから、中長期的な安定供給の確保に対する取り組みが喫緊の課題となっている。このため国内では、海外資源の積極的な確保、代替材料研究、使用量削減技術開発、リサイクル、リユースなどの施策に積極的に取り組んでいる。

■「都市鉱山」を開発
 インジウムやタングステン、レアアースなどのレアメタルは、日本の半導体、液晶産業にとって不可欠の金属だが、天然資源としては、国内にほとんど存在しない。資源国との協力関係による輸入に依存しているのが実情だ。
 しかし、2010年の尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件を受け、中国当局が事実上、レアアースの対日輸出を規制。国内のエレクトロニクス産業や自動車産業では大きな混乱をきたし、調達先をオーストラリアなどへ拡大し対中国依存度を引き下げるとともに、国内の「都市鉱山」に対する注目が大きく高まった。
 都市鉱山とは、使用済み製品の中に存在する有用資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたもので、この点から見ると、日本は世界有数の資源国と言える。

(以下、本紙2013年10月30日号1面)



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