電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2020/4/23(2394号)主なヘッドライン
パワー半導体、世界8社が300mm量産計画
欧米4社は量産準備着々、シャープ福山活用案も浮上

 世界的な環境意識の高まりや省エネニーズの拡大を受け、パワー半導体の需要は年々拡大している。さらに、自動車の電動化がこの流れを後押しし、パワー半導体にも300mmウエハーによる量産拡大とコストダウンが不可欠になりつつある。現在、世界で8社が量産拡大に取り組むとみられており、2020年は各社のロードマップがより具体化する年になりそうだ。

 パワー半導体の300mm量産にいち早く取り組んだインフィニオンは、すでに量産中のドレスデン工場に続き、オーストリアのフィラッハ工場で300mm新棟を整備中だ。フィラッハには6年間で総額16億ユーロを投資し、20年中ごろから製造装置を順次導入、21年からの生産開始を予定する。フィラッハ新工場の稼働で年間18億ユーロの増収を期待しており、26年には両工場での量産で、同社が生産する半導体生産面積のうち、300mmウエハーでの生産比率を半分以上にする目標を立てている。

(以下、本紙2020年4月23日号1面)



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