電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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第258回

創立50周年を迎えた産業タイムズ社は、これからも読者とともに歩み続ける


~11/27 記念カンファレンスは東芝、ルネサス、ソニーなどオールスター競演~

2017/11/2

 1967年の冬、東京の下町の一角にまことに小さな出版社が産声をあげた。創業者はたったの2人。この当時、業界紙としてそれなりに知名度があった重化学工業通信社をスピンアウトした西尾功、青柳武将が小さな夢をかけた出版社であった。67年といえば東京オリンピック開催の3年後であり、70年の大阪万博に向けて再び日本経済が再浮揚しようとしていた時期であったのだ。

 この小さな出版社は、「設備投資」をキーワードに『工場計画情報』『都市開発情報』『商業施設情報』『医療産業情報』『外食産業情報』などの週刊のニュース通信を次々に発刊していく。そして最大のエポックメーキングは91年に発刊された半導体産業新聞(現在の電子デバイス産業新聞)であり、この媒体は業界における皆様の満場の拍手をもって迎えられたことは記憶に新しい。

 この出版社(現在では新聞社となったが)こそ産業タイムズ社であり、2017年をもっておかげさまで50周年を迎えることになった。筆者は創業社長から数えて4代目の社長になるが、この場を借りて半世紀もの間温かく支えていただいた読者の皆様に厚く御礼の言葉を申し上げたいと思う。

 さて産業タイムズ社50周年を記念して、電子デバイスの全体像をとらえるビッグカンファレンスを11月27日(月)午前11時より東京・第一ホテル両国で開催することになった。テーマは「これが日本電子デバイス産業の全貌だ」であり、日本を代表するデバイス企業のオールスターの夢の競演となるものである。参加費は2万7000円+税(テキスト・ドリンク付)

 今回のカンファレンスでは、国内電子デバイス企業の設備投資計画の全貌を詳細にリポートし、かつ日本を代表するデバイス企業のキーパーソンに様々な未来像をスピーチしていただくのだ。東芝(半導体)、ソニー(CMOSイメージセンサー)、ルネサス(マイコン)、ローム(パワーデバイス)、太陽誘電(SAWフィルター)、JOLED(有機EL)など、デバイスの全分野にわたり、意欲的な講演が繰り広げられる。


 冒頭の第一部の講演では、筆者が90分にわたり国内電子デバイス産業の中長期の展望を徹底的に解説することになっている。20年の東京オリンピックを当面の日本景気の盛り上がりの頂点とみなして、日本列島すべてで展開される電子デバイス各社の工場新増設計画を、具体的に最新取材をベースにリポートする。

 このイベントにおいて、とりわけニッポン半導体を代表するビッグ3の東芝、ルネサス、ソニーのキーパーソンが語る言葉は、業界関連の各社に今後の指標を与えることになるだろう。

 思えば産業タイムズ社が歩んできたこの50年の間には、日本経済はまさに激動の時代をいくつも経験してきたのだ。80年代は「JAPAN AS No.1」として世界に跳躍し、あわや世界一の大国アメリカすら抜き去ろうという時期もあった。息を吹き返したものの、08年の世界大恐慌ともいうべきリーマンショックでズタズタになった。回復基調に乗った時には東日本大震災に見舞われ、その後熊本大地震も起き、天災による経済後退も何回も経験したのだ。

 それでも今日にあって日本経済は筋肉質の体となり、少々のことではビクともしない金融の力を世界に示している。すべての領域にわたって巨大投資が計画され、次の2020年東京オリンピックに向けて力強い足取りを見せている。不肖、産業タイムズ社もこの50年の御愛読を深く皆様に感謝し、これからも読者とともに正確かつ詳細、最新の取材・報道に邁進していきたい、と心に強く念じている。


泉谷 渉(いずみや わたる)略歴
神奈川県横浜市出身。中央大学法学部政治学科卒業。30年以上にわたって第一線を走ってきた国内最古参の半導体記者であり、現在は産業タイムズ社 社長。著書には『半導体業界ハンドブック』、『素材は国家なり』(長谷川慶太郎との共著)、『ニッポンの環境エネルギー力』(以上、東洋経済新報 社)、『これが半導体の全貌だ』(かんき出版)、『心から感動する会社』(亜紀書房)など19冊がある。一般社団法人日本電子デバイス産業協会 理事 副会長 企画委員長。全国各地を講演と取材で飛びまわる毎日が続く。
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