電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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世界を変える8つの技術を解説


~11月8日にセミナー開催~

2018/11/9

 IHSマークイットは、11月8日に「エグゼクティブ・ブリーフィング2018~革新をもたらすテクノロジー、その世界的潮流とビジネスチャンスとは?」と題するセミナーを東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)で開催する。テクノロジー・メディア・テレコム部門の専門アナリストが来日し、ビジネス開拓に役立つ重要キーワードを集中解説する。

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 IHSは2018年8月、あらゆる業界にインパクトを与えるキー技術「Transformative technology(トランスフォーマティブ・テクノロジー)」として、(1)コネクティビティー、(2)IoT、(3)クラウド、(4)AI、(5)ブロックチェーン、(6)ロボット&ドローン、(7)コンピュータービジョン、(8)ユビキタスビデオを選定した。

 これからの世界では、これら8つのTransformative technologyが融合してイノベーションを起こしていくことが確実だ。例えば、通信分野では、(1)の技術的発展が(2)の普及につながり、(3)にビッグデータを集めて(4)で処理することで、さらなる発展を遂げる。そして、これらに半導体を中心としたデバイス、ハードウエア、ソフトウエアが密接に関連し、新たなエコシステムを形成していくことになる。

 これまでIHSは半導体、自動車といった業界をバーティカルにリサーチしてきたが、今後は各業界のリサーチに8つのTransformative technologyを加えて、より総合的な見地からエコシステム全体を見渡したリサーチを展開していくつもりだ。今回のセミナーは、(1)~(5)に加え、これらと密接に関連する半導体の市場動向を集中解説する第1弾となる。

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 セミナーでは、(1)や(2)のインフラとなる「5G」について、米国の最新事情を踏まえて解説する。5Gの導入は世界的に前倒しで進んでおり、ここにきて急加速している。なかでも激しい先陣争いを演じているのが米国と中国だ。苛烈化する貿易摩擦とハイテク戦争と相まって、5Gのリーダーシップ争いも激化しており、一方で「世界に先駆けて実用化」を謳ってきたはずの日本はいつの間にか両国から遅れている。

 これに伴い、基地局やキャリア、デバイスのエコシステムが変わりつつあり、普及に合わせてIoTを絡めていく重要性がますます高まっている。日本企業にとっては、得意なセンサーの強みを生かすためにも、IoTデバイス&モジュールで用途開発やパートナーシップづくりを急ぐ必要性が出ている。

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 (5)は「分散型台帳技術」とも呼ばれる。仮想通貨の取引記録を共有できる金融技術(フィンテック)として注目を集めるようになったが、そのアクセス自由度や利便性の高さ、管理が容易といった特徴から、今後は様々な業界で活用が進む見通しだ。

 すでに自動車業界ではレンタルやライドシェアといったサービスへの活用が進んでおり、一部で実用化されるものも出始めている。エネルギー供給や輸送分野にも活用される見通しで、セミナーではこうした一連の業界動向を解説する。

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 8つのTransformative technologyが形成していく新たなエコシステムにおいて、半導体の重要性は今後ますます高まっていく。セミナーでは「半導体産業の世界動向およびAIがもたらす影響」「中国の半導体産業動向」「NAND、SSDおよびDRAMの世界動向」を解説する。

 (3)の発展に伴って、新たなストレージクラスメモリーの実用化が期待されているが、当面はコストパフォーマンスや信頼性の点からNANDやDRAMを置き換えるのが極めて難しく、両メモリーが主流の時代がしばらく続くとみている。足元のメモリー市況は軟化基調だが、今後再び供給不足に陥る可能性も十二分にある。

 米中のハイテク戦争は、「米国製先端半導体製造装置の中国への輸出制限」へと発展してきた。米国は今後、すでに中国にある外資の半導体工場には装置の輸出を認めるが、中国企業の新設工場には認めないという手を打つのではないかと考えている。

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(本稿は、IHSマークイットのアナリストである南川明氏、杉山和弘氏、大庭光恵氏との座談会をもとに編集長 津村明宏が構成した)
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