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第3回

YRP、情報通信技術に特化した研究開発拠点として整備、国内外の研究機関が集積


2012/12/4

YRP1番館からNTT横須賀研究開発センタを望む
YRP1番館からNTT横須賀研究開発センタを望む
 東京湾と相模湾を隔てる三浦半島。その中心部を占める神奈川県横須賀市の丘陵部に横須賀リサーチパーク(YRP)がある。
 YRPは、横浜横須賀道路の佐原ICから約1.7km、京浜急行のYRP野比駅から約1.2kmの位置にあり、全体面積は約60万m²となっている。1972年に開所したNTT横須賀研究開発センタに隣接して整備され、情報通信技術に特化した研究開発拠点として、97年10月にオープン。現在は公的な研究機関や大学の研究室および国内外のリーディング企業など60を超える団体が集積し、4000~5000人が常駐する研究開発拠点となっている。現在、(株)ニフコが技術センターの建設を進めており、研究開発の拠点として13年に開所する予定である。YRPの地名は横須賀市光の丘となっており、米国のシリコンバレーに匹敵するテレコムシティーとしての集積を目指して命名されている。
 現在分譲中の区画は2580~3万2620m²の7区画で合計面積は7万3104m²。うち3区画1万4520m²は通信関係の立地に限定されている。また、YRPセンター1番館(延べ床面積1万5386m²)、YRPセンター2番館(同7572m²)、YRP3番館(同6768m²)、YRPベンチャー棟(同4008m²)、YRP5番館(同2万305m²)の5棟の賃貸オフィスも整備されており、1番館は(株)横須賀テレコムリサーチパーク、その他は京浜急行電鉄(株)が管理している。1番館は大き目のフロアとなっている。
 YRPができるまでは、横須賀市には重厚長大な輸送用機械製造業が多く立地していたが、YRPがオープンしたことで通信関係企業の集積が進んでいる。しかし、用地の売却が進んで、産業用地が少なくなってきており、撤退した企業の跡地の斡旋なども進めている。また、横須賀市ではYRPや工業系地域に新たに工場や研究所を設置する企業に固定資産税・都市計画税・事業所税を5年間免除する税制優遇制度や、資本投下額の10%以内、最大5億円が交付される企業立地奨励金などの支援制度も整備しており、条件が合えば活用できる。さらに、新規立地だけでなく市内の工場や研究所などでの設備投資に対しての支援制度もあり、横須賀市に施設を集約する場合などに活用できる。
 YRPは、ターゲットとする業種を広げてはいるが、世界的な通信技術の開発拠点作りを目指している。海外市場向け端末やアプリケーションの開発促進および次世代移動通信端末のための試験環境(テストベッド)を提供。開発評価試験をテストベッドで実施できることで、開発試験効率の向上、開発試験に要するコストの低減など様々な効果が期待できる。移動体通信のセミナーなども実施しており、通信技術の研究開発環境が整っている。また、研究者同士の横のつながりもできており、ソフトボール大会や駅伝大会なども開催し、交流を深めている。
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