商業施設新聞
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2019/7/30(2305号)主なヘッドライン
奈良 商業開発、JWマリオットなど12件
滞在促す「高級」「体験」がキー

JWマリオット奈良のイメージパース
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 奈良県内において、宿泊施設を中心とした商業開発が活発化している。訪日観光客の増加などが開発機運を高めており、本紙がまとめたところ現在12件の計画が進行している。観光の中心である奈良市は、これまで市内の観光を1日で終えられることや、宿泊施設不足などで宿泊は近隣府県に奪われていた。その対策として、「高級」や「体験」をキーワードとした宿泊施設の開発が進められている。交通網整備によるアクセス性の改善も進んでおり、観光客を迎える基盤が整う。

■宿泊・消費が課題
 奈良市の調査によると、2018年度に奈良市を訪れた観光客数は前年度より71万1000人増加し、1702万5000人となった。訪日外国人観光客も全体の15.6%を占める265万1000人で、前年よりも33.2%増加している。とりわけ奈良県には世界遺産数全国1位、国宝重要文化財数第3位、史跡名勝・天然記念数で第1位を誇る豊富な観光資源があるが、宿泊施設の不足で他府県に観光客を逃していた。ここ数年、JR奈良駅周辺では、「ピアッツァホテル奈良」(客室約140室)や「センチュリオンホテルクラシック奈良」(90室)が開業するなど、宿泊施設不足は解消されつつある。しかし、観光庁の訪日外国人消費動向調査(18年1~12月)によると、訪日観光客の奈良県内での平均泊数は0.5泊と宿泊習慣が定着していないのが現状だ。このため宿泊と消費がエリアの大きな課題となっている。

(以下、本紙2019年7月30日号1面)



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