駅ビル誕生 変わる!横浜駅西口、住・宿・歩の新機能集積へ
既存施設の建て替えに注目
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横浜駅西口で進行していた大型プロジェクト「JR横浜タワー」が開業した。ルミネが運営する「ニュウマン横浜」や、かつて横浜駅で営業していた「CIAL横浜」が出店し、横浜駅に新たな賑わいが創出された。また、「JR横浜鶴屋町ビル」も開業し、歩行者デッキの供用開始など駅周辺エリアの回遊性が大幅に向上、大型ビルの開業により、周辺エリアの様相も大きく変わってきた。その一方で、周辺の大型施設の老朽化がかえって目立つようになってきた。地権者などではこうした建て替えの構想が浮上しており、最適解を探っている。神奈川県民900万人超を抱える、県の基幹ターミナル駅の周辺街づくりに注目が集まる。
■横浜駅の新たなシンボル
JR東日本は6月18日、横浜駅直結のJR横浜タワーを開業した。地下3階地上26階建て延べ約9万8000m²。これまで横浜駅の高層ビルといえば、「横浜ベイシェラトンホテル」だったが、JRタワーはその高さを抜き去り、一躍ランドマークとなった。また、JR横浜鶴屋町ビルなどと歩行者ネットワークを形成し、近隣各所とつながることで、横浜駅と街の回遊性を高め、駅から人を外に出す仕組みをつくっている。
■鶴屋町にサービスアパートメントが登場
鶴屋町方面へのアクセス性が格段に向上したが、横浜駅周辺の総合的開発事業「エキサイトよこはま22」では、鶴屋町エリアは「明日を担う人材を育てる交流・賑わいの街」として指定されており、重要エリアのひとつに位置づけている。その鶴屋町エリア内の横浜駅きた西口付近では、JR横浜鶴屋町ビルに隣接するように「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」が進められている。
規模はRC一部S造り地下2階地上43階建て延べ7万9333m²で、共同住宅や店舗、オフィス、ホテル、サービスアパートメント、集会場などを設置する予定。住戸数は459戸で、西口に新たな住環境が誕生する。
(以下、本紙2020年7月21日号1面)
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