商業施設新聞
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2025/3/11(2587号)主なヘッドライン
シネコン、SC集客を下支え
物販などへの回遊生む、出店も継続的に推進


物販などと相乗効果を生み出すローソン・ユナイテッドシネマSTYLE-S みなとみらい
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 「集客力のある商業施設」に欠かせない存在であるシネマコンプレックス(シネコン)。老若男女を取り込み、最近ではコンサートの上映など用途も拡大。2023年4月には全席プレミアムシートの「109シネマズプレミアム新宿」が開業するなど一味違う機能を持った施設も登場しており、差別化が進む。リニューアルによりシネコンを導入した施設では館全体への回遊・波及効果もしっかり表れており、今後も商業施設の集客を支える存在になりそうだ。

 一般社団法人コミュニティシネマセンターが公表した「映画上映活動年鑑2023」によれば、23年時点の全国にある映画館数は592館で、このうち商業施設などへ展開する複数のスクリーンがあるシネコンは360館あるという。シネコンは14年から23年までで30館増加し、着実に拡大している。今春も3月24日に広島新駅ビル「minamoa」に「MOVIX広島駅」が、4月には岐阜県土岐市のショッピングモール「イオンモール土岐」内に「イオンシネマ土岐」がオープンする。
 商業施設におけるシネコンの役割は、シネコン区画に人を呼び込むだけではない。24年4月、横浜市の「MARK IS みなとみらい」に12スクリーンの「ローソン・ユナイテッドシネマSTYLE-S みなとみらい」がオープンしたが、シネコンの導入により、施設利用者の購買行動が変化し、①近隣居住者・就業者の来館者、②滞留時間、③買い上げ店舗数の①~③が増加した。①の就業者の動向としては、平日に施設周辺のオフィスで働くワーカーがシネコンを目的に来館するようになっているという。
(以下、本紙2025年3月11日号1面)




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