商業施設新聞
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2025/7/1(2602号)主なヘッドライン
見えてきた 今秋開業施設の姿、衣料・食など強みを表現
高輪、岡崎など控える


「ニュウマン高輪」の本格開業を控えるTAKANAWA GATEWAY CITY(写真はまちびらき時)
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 昨今、商業施設の開業数が減りつつあるが、2025年秋は「三井アウトレットパーク 岡崎」「イオンモール須坂」「MARK IS 葛飾かなまち」など主要プレイヤーの新施設が次々に開業する。3月に2店が先行開業していた「ニュウマン高輪」も9月に本格的なオープンを控えており、これらの施設は次第にその全貌が明らかになってきた。食へ注力する施設、過ごす楽しみを創出する施設など、それぞれの個性が光る。この秋開業する商業施設をレポートする。

■高輪は上質ファッション、岡崎は過ごす楽しみ
 秋に開業する施設のうち、話題性が特に高いのは高輪ゲートウェイ駅前の「ニュウマン高輪」だろう。TAKANAWA GATEWAY CITYで開発しており、すでに一部店舗がオープンしているが、9月12日に第2弾として約180店をオープンする。ルミネが展開する施設らしく、ファッション系に注力しており、ビームスの新業態「BEAMS CULTUART」のほか、「UNITED ARROWS」「A.P.C.」、都内最大級の「PORTER CLASSIC CINEMA」など上質なブランドが並ぶ。また飲食系ではハワイ・オアフ島の人気店「Rigo SPANISH ITALIAN」が日本1号店をオープンするほか、新業態のカフェ「SOW COFFEE ROASTERS」が出店するなど洗練されたブランド多い印象だ。
 TAKANAWA GATEWAY CITYはJR東日本が推進する大型街づくりだが、現時点では買い物のイメージはない街であり、わざわざ行きたくなる目的地となることも求められるだろう。珍しい業態としては9つのサウナを設ける「高輪SAUNAS」も出店しており、これも目的の一つになりそうだ。また「成城石井」「明治屋」「無印良品」などデイリーに使える店舗も複数ある。周辺にはオフィスワーカーが多いほか、住宅も多く、こうした足元需要も取り込む施設となりそうだ。

(以下、本紙2025年7月1日号1面)




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