商業施設新聞
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2025/8/19(2609号)主なヘッドライン
食品スーパー 競争激化、イオン系は新たな統合へ
ロピア、オーケーも成長顕著


ライフ神田和泉町店の外観。ライフでは「BIO-RAL」の伸長などで好調が続く
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 イオンが新たなスーパーマーケットの再編を発表した。マックスバリュ関東とダイエー関東事業、イオンマーケットの経営統合などを含み、競争激化が見込まれる業界でスピード感を持ってニーズに対応するという。競合のライフコーポレーションは堅調な業績を記録するほか、ロピアを擁するOICグループも成長が著しい。オーケーの関西進出などスーパーマーケット業界の動きは多く、各社は成長に向けて様々な取り組みを行う。

■USMHは営業収益1兆円の達成目前
 イオンはUSMHの子会社であるマックスバリュ関東と、ダイエーの関東事業、イオンマーケットを経営統合することを発表した。さらにダイエーがイオングループの近畿圏エリアの中核企業となるべく、光洋と経営統合することも発表した。経営統合は2026年3月1日を予定しており、スーパーの再編がまた一つ進むことになった。
 統合の当該企業でもあるUSMHの業績をみると、25年2月期の営業収益は8112億7300万円で、前期比14.8%増となった。24年11月のいなげや統合もあって同社の業績の一部が算入されて堅調に見えるが、スーパーマーケットの競争は激しい。実際、USMHの25年2月期における営業利益は59億7800万円(前期比13.4%減)で、減益となった。減益はカスミの営業赤字が響いている。カスミでは24年2月期に価格・販促施策の切り替えなどを理由に客数・客単価が落ち込み、そこからの回復がまだ緩やかであることなど、利益面で苦戦している。カスミは26年2月期第1四半期でも営業損失として8億1000万円を計上しており、まだ回復途上のようだ。

(以下、本紙2025年8月19日号2609面)



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