また、半導体メモリーは、電気を切ると記録データが消えてしまう「揮発性」と、電気を切ってもデータが消えない「不揮発性」で分けることができます(図2)。現状、半導体メモリーの世界市場では、RAMではDRAM、ROMではNAND型フラッシュメモリーが主流となっていますが、それらからの置き換えを狙う次世代メモリーも研究開発が活発化しています。
いずれにしても、今後本格的に到来する5G,IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の時代には、スマートフォンのような機能が自動車や住宅などに入っていき、ネットを通じて行き来するデータがますます大容量化・多様化していきますので、半導体メモリーがより一層重要な存在となることは間違いありません。
今回のセミナーは、初心者を対象として半導体メモリーの開発の歴史、製造プロセス、種類、応用分野から次世代メモリーの開発状況まで、今更聞けない各種用語の解説を含めて解説します。すべては「顧客とのコミュニケーションを円滑に行うため」、これが同セミナーの最大の目標です。技術がご専門でないビジネスマン、ビジネスウーマンの皆様方のご参加をお待ち申しております。
10:00~11:30
1.はじめに(プロセスとクリーンルーム)
2.デジタル信号処理、電子機器とメモリー
3.コンピューター用メモリーの種類と応用
4.半導体メモリー開発の歴史
講師:㈱産業タイムズ社 特別顧問(元東芝) 加藤一
(11:30~12:30 ランチタイムおよび名刺交換)
12:30~15:45(途中、14:00~14:15休憩)
1.予備知識
2.不揮発性メモリーの動作と動向、進歩
3.組立工程
4.NANDフラッシュメモリーの応用と今後の製品
講師:元 東芝メモリシステムズ㈱ メモリシステム応用技術部長 柳澤令一
16:00~16:50
1.サムスン電子、SKハイニックスの最新ビジネス戦略
2.サムスン電子、SKハイニックスの2020年設備投資
講師:㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 ソウル支局長 嚴 在漢(オム・ジェハン)
16:50~17:30
1.世界の主要メモリーメーカーの最新投資動向・ビジネス戦略/DRAM、NANDフラッシュ市場動向
2.次世代メモリーの開発最新動向
3.メモリー市場の今後
講師:㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 編集委員(事業開発部次長) 甕 秀樹
※講演タイトル・講演者は、都合により変更することがあります。あらかじめご了承ください。