産業タイムズ社
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
セミナー
ビギナーのための液晶・有機EL・マイクロLEDディスプレー入門
オンラインセミナー
~いまさら人に聞けない原理や構造、プロセス、市場を分かりやすく解説~

  日時
2021年7月30日(金) 10:00~17:30
  配信方法
Web会議ソフト「Zoom」を使用してのライブ中継
  主催
電子デバイス産業新聞
  参加費
27,500円(税込)/1名 (資料ダウンロードあり)
  申込締切
7月29日(木)
 スマートフォンや平面TV、ノートパソコン、デスクトップモニターなど様々な機器において、情報を表示する役割を担う液晶や有機ELなどの電子ディスプレー。市場は、液晶ディスプレーと有機ELディスプレーが大勢を占めていますが、アプリケーションのすそ野は極めて広く、上記のような生活に欠かせない機器のほか、駅など公共の場所における新たな広告媒体(デジタルサイネージ)にも活用されています。また、パネルメーカーだけでなく、製造装置や材料メーカーを含めると、この分野に参入している企業は、極めて多岐にわたっており複雑なサプライチェーンを構成しています。さらに、この分野はいまだに技術革新が続いており、液晶、有機ELに次ぐ新たなディスプレーとしてマイクロLEDディスプレーが浮上、注目度が高まっています。
 本セミナーは、電子ディスプレーの中心となしている液晶や有機EL、そして今後の動向が注目されているマイクロLEDディスプレーについて、動作原理や製造プロセス、参入企業、市場動向など、ビジネスに役立つ基礎情報をわかりやすく解説いたします。

■ プログラム
10:00~11:45

 
 【1】電子ディスプレー(FPD)の基礎と市場動向(担当:澤登)
  ・電子ディスプレーの種類
    (アモルファスシリコンTFT液晶、低温ポリシリコンTFT液晶、有機EL、プラズマディスプレー、
    LCOS(リキッド・クリスタル・オン・シリコン)、DLP(デジタル・ライト・プロセッシング)、マイクロLED、
    電子ペーパー など)
  ・液晶の原理:液晶分子の向きを電気で変えて光の量を制御
  ・アプリケーション:仕事や生活になくてはならない様々な機器に必須
  ・液晶の市場規模
  ・ディスプレーの注目トピックス
    (タッチセンサーの仕組み、偏光板レスパネル開発、フォルダブル、マイクロLED、有機ELなど)


 
 11:45~12:45 休憩
12:45~14:00

 
 【2】液晶ディスプレー製造プロセス(担当:甕)
  ◆薄膜トランジスタ(TFT)アレイ工程(前工程)
  ①回路をCADで設計→フォトマスク(基板に回路を焼き付ける際の原盤 )作成
  ②絶縁膜やシリコン膜、金属膜といった薄膜を基板上に形成
  ③フォトレジスト(感光材)塗布→ガラス基板上にフォトマスクの回路パターンを投影露光→現像
  ④膜の露出している部分(フォトレジストの回路パターン像で覆われてないところ)をエッチングで除去
  ⑤②~④を繰り返してTFTアレイを作ります

  ◆カラーフィルター形成
  ①ブラックマトリクス形成:ブラックレジストを使って格子状やストライプ状のパターンを露光技術で形成
  ②赤・緑・青(R・G・B)の3原色のカラーレジスト塗布
  ③保護膜&透明電極形成

  ◆セル・モジュール工程(後工程)
  ①配向膜形成:基板にポリイミドなどの樹脂を塗布し、その後に液晶分子を並べるための溝を形成
  ②カラーフィルターと配向膜を重ね合わせ→さらに液晶パネル内を封止(シール剤塗布)
  ③液晶滴下・貼り合わせ
  ④基板をパネルのサイズに切断
  ⑤偏光板やドライバIC、バックライトの取り付け
  ⑥欠陥、色度、色むら、コントラストなどを検査


 
 14:00~14:15 休憩
14:15~17:30(途中休憩含む)

 
 【3】有機ELディスプレーの基礎と市場動向(担当:津村)
  ・なぜ有機ELは光るの?
  ・有機ELと液晶の違い
  ・有機EL市場動向と参入企業
  ・今後の市場見通しは?

 【4】有機ELディスプレーの製造プロセス(担当:津村)
  ・バックプレーンは液晶と同じです
  ・発光層の作り方
  ・発光層にはこんなにたくさんの材料が必要です
  ・有機ELの製造に必要な製造装置と材料

 【5】マイクロLEDの基礎と製造プロセス(担当:津村)
  ・そもそも液晶、有機ELと何が違うのか
  ・ポスト液晶・有機ELを目指し、参入を虎視眈々と狙うメーカーの顔ぶれ
  ・市場はいつ本格化するか?どこが覇権を握るか
  ・マイクロLEDの製造プロセス(チップ実装型)
  ・マイクロLEDの製造(モノリシック型)


 

 
講師:㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 特別編集委員 津村 明宏
   ㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 記者  澤登 美英子
   ㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 編集委員(事業開発部次長)甕 秀樹

 
※講演タイトルは都合により変更する場合があります。予めご了承下さい。
◆ 当日のご参加方法
  Web会議ソフト「Zoom」にてオンラインでセミナーをご視聴いただきます。(ブラウザーでもご視聴いただけますが、Zoomアプリのインストールを推奨します)セミナーへのご質問はZoomを通じてお受けいたします。(すべてのご質問にご回答はできませんのでご了承ください)詳しいご参加方法につきましては、7/28(水)(予定)にメールにてご案内させていただきます。
■ お申込み後の流れ
  申込み確認次第、参加証・請求書をご郵送させて頂きます。
  お支払いは、請求書がお手元に届いてからのお手続きで問題ございません。
■ キャンセルについて
  7/28(水)より100%のキャンセル料を申し受けます。
  ご視聴されない場合も、ご連絡がない場合にはキャンセル料が発生しますのでご注意ください。
■問い合わせ先
○ 産業タイムズ社 事業開発部
    TEL:03-5835-5894 FAX:03-5835-5495
    Email:pd@sangyo-times.co.jp
     新型コロナウイルス感染症対策として、現在弊社ではリモートワークを導入しております。
   ご不便をおかけいたしますが、お問い合わせにつきましては、なるべくメールでのご連絡をお願いいたします。