産業タイムズ社
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セミナー
ビギナーのための「半導体メモリー」入門
~半導体市場を牽引するキーデバイス、
今さら人に聞けない構造やプロセス、市場を基礎から学ぼう!~

  日付
2022年2月25日(金) 10:00~17:00
  配信方法
Web会議ソフト「Zoom」を使用してのオンライン配信
  参加費
33,000円(税込)/1名 (資料ダウンロードあり)
  主催
電子デバイス産業新聞
  申込締切
2月24日(木)

多数のお申込みありがとうございました。


★プログラムを読まれる前に
 
スマートフォンやパソコンなどのIT機器において、情報を記録する重要な役割を担う半導体メモリーには、大きく2つの種類があります。RAM(随時書き込み・読み出しができるメモリー)ROM(読み出し専用メモリー)です。身近な例を挙げて解説しますと、スマートフォンにおいては、OS(基本ソフト)やアプリなどのプログラムおよび写真、動画、音楽データなどを格納する「倉庫」の役割を担うのが、ROMの一種である「フラッシュメモリー」です。また、そのフラッシュメモリーから転送されたプログラムの動作をCPUと連動して実行する作業、言い換えればOSを立ち上げたり、アプリを操作したり、メールを打つなどの「作業場」となるのが、RAMの一種である「DRAM」(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー)や「SRAM」(スタティック・ランダム・アクセス・メモリー)です。(図1)。スマートフォンがサクサク動くには、RAMの容量を大きくしたり、書き込みや読み出しの速度を早くすることが必要です。また、スマートフォンに写真や動画をたくさん入れたい場合は、フラッシュメモリーの容量を大きくする必要があります。いずれにしても、RAMとROMの両方がないと、スマートフォンは機能しません。

図1 半導体メモリーの役割(スマートフォンの例)
図1 半導体メモリーの役割(スマートフォンの例)

 また、半導体メモリーは、電気を切ると記録データが消えてしまう「揮発性」と、電気を切ってもデータが消えない「不揮発性」で分けることができます(図2)。現状、半導体メモリーの世界市場では、RAMではDRAM、ROMではNAND型フラッシュメモリーが主流となっていますが、それらからの置き換えを狙う次世代メモリーも研究開発が活発化しています。
 いずれにしても、今後本格的に到来する5G,IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の時代には、スマートフォンのような機能が自動車や住宅などに入っていき、ネットを通じて行き来するデータがますます大容量化・多様化していきますので、半導体メモリーがより一層重要な存在となることは間違いありません。

図2 主な半導体メモリーの種類
図2 主な半導体メモリーの種類

 今回のセミナーは、初心者を対象として半導体メモリーの開発の歴史、製造プロセス、種類、応用分野から次世代メモリーの開発状況まで、今更聞けない各種用語の解説を含めて解説します。すべては「顧客とのコミュニケーションを円滑に行うため」、これが同セミナーの最大の目標です。技術がご専門でないビジネスマン、ビジネスウーマンの皆様方のご参加をお待ち申しております。
 
■ プログラム
第1部 用語・略語解説(用語を徹底解説します)
10:00~11:30
1.はじめに(プロセスとクリーンルーム)
2.デジタル信号処理、電子機器とメモリー
3.コンピューター用メモリーの種類と応用
4.半導体メモリー開発の歴史
講師:㈱産業タイムズ社 特別顧問(元東芝) 加藤一
(11:30~12:30 休憩)
第2部 半導体メモリー基礎講座(しくみや構造、応用、製造技術などを、分かりやすく解説します)
12:30~15:45(途中、14:00~14:15休憩)
1.予備知識
2.不揮発性メモリーの動作と動向、進歩
3.組立工程
4.NANDフラッシュメモリーの応用と今後の製品
講師:元東芝メモリシステムズ㈱ メモリシステム応用技術部長 柳澤 令一
(15:45~16:00 休憩)
第3部 半導体メモリーの市場動向
16:00~17:00
1.世界の主要メモリーメーカーの最新投資動向・ビジネス戦略/DRAM、NANDフラッシュ市場動向
2.次世代メモリーの開発最新動向
3.メモリー市場の今後
講師:㈱産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞 編集員(事業開発部部長) 甕 秀樹
※講演タイトル・講演者は、都合により変更することがあります。あらかじめご了承ください。
◆ 当日のご参加方法
  Web会議ソフト「Zoom」にてオンラインでセミナーをご視聴いただきます。(ブラウザーでもご視聴いただけますが、Zoomアプリのインストールを推奨します)セミナーへのご質問はZoomを通じてお受けいたします。(すべてのご質問にご回答はできませんのでご了承ください)詳しいご参加方法につきましては、 2/22(火)(予定)にメールにてご案内させていただきます。
  ※ご参加はお申込みのご本人様のみとなりますので、複数人でのご視聴はご遠慮ください。
■ キャンセルについて
● キャンセルにつきましては、 2/22(火)より100%のキャンセル料を申し受けます。ご視聴・ご来場されない場合も、ご連絡がない場合にはキャンセル料が発生しますのでご注意ください
●開催2日前(弊社営業日換算)以降の参加者様の変更につきましてはキャンセル料が発生いたします。
■問い合わせ先
○ 産業タイムズ社 事業開発部
    TEL:03-5835-5894 FAX:03-5835-5497
    Email:pd@sangyo-times.co.jp
     新型コロナウイルス感染症対策として、現在弊社ではリモートワークを導入しております。
   ご不便をおかけいたしますが、お問い合わせにつきましては、なるべくメールでのご連絡をお願いいたします。