産業タイムズ社
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セミナー
サマースクール
1日で分かる半導体プロセス教室
―― 顧客と円滑なコミュニケーションができるように ――

  開催日
2013年8月20日(火)開催 9:30~18:00
  会場
東京・御茶ノ水 連合会館
  参加費
33,600円/1名(テキスト、食事・飲物付、消費税込)

多数のご参加ありがとうございました。


半導体の理論や原理を学ぶためのビギナー講座ではありません。ビジネスにとって一番必要となる、顧客との円滑なコミュニケーションを行うための半導体講座です。本セミナーでは、半導体プロセスで使用する基本用語を、可能な限り覚えていただきます。英会話と同じで、基本用語さえ大まかに理解していれば、会話は思いのほか、スムーズに進めることができます。ただ用語解説ばかりでは味気ないので、トランジスタ動作やプロセス処理・装置、およびプロセス・フローの解説を噛み砕いた表現で行いますので、そこに盛り込まれた基本用語を覚えてください。
特典:参加者全員の方に、(社)日本半導体製造装置協会発行の「半導体ができるまで」前工程と後工程の工程図を進呈します。
■ プログラム
第1部 トランジスタ周りの名称と役割りを覚えましょう
9:30~10:40(70分)
CMOSロジックに見るトランジスタ構造と役割り
  ―― 四つの言葉でトランジスタ構造を攻略しましょう ――
半導体産業新聞 松下 晋司
10:40~12:00(80分)
主要デバイスのトランジスタ動作をもう少し詳しく
  ―― ロジックとメモリ(DRAM、フラッシュ)について ――
エスアンドエスセミコン(元㈱日立製作所 半導体事業部) 川本 洋
12:00~12:50 ランチ+名刺交換会
第2部 ウェハと主要プロセス&装置の名称と役割りを覚えましょう
12:50~14:50(120分)
<半導体製造プロセス>
  半導体製造プロセスは、なんのためにあるのでしょうか
     ―― なぜウェハを大口径化し、なぜ高額な装置を導入するのか ――
<Si(シリコン)ウェハ>
  半導体を作り込む「シリコン・ウェハ基板」
     ―― なぜSi/円形/大口径化など、ウェハの役割り ――
<洗浄>
  半導体製造の大敵:ゴミを徹底的に排除する
     ―― ウェハにゴミが付着するとどうなる ――
<成膜>
  導電膜や絶縁膜などをウェハ全面に形成する
     1.熱を利用して酸化膜(SiO2膜)を形成する
       ―― 大量に処理するバッチ式とウェハ一枚づつ処理する枚葉式 ――
     2.熱やプラズマによるガス反応を利用して成膜するCVD(Chemical Vapor Deposition)
     3.金属の塊が砕け、飛び散って付着するスパッタリング(PVD:Physical Vapor Deposition)
     4.多層配線工程で使用するCu(銅)電解めっき
<リソグラフィ(露光)>
  (エッチングで)加工したくない領域をレジストでブロックする「パターニング」
     ―― リソの仕組みと役割・様々な手法/マスク・レジスト・現像・アッシングも踏まえて ――
<エッチング>
  レジストでブロックされていない領域を削り取り、ウェハ全面に形成した膜を様々な形状に加工
<イオン注入・熱処理>
  ヒ素やリン、ボロンの不純物を注入し活性化する「 イオン注入・アニール工程 」
     1.シリコン・ウェハに特定の電気特性を持たせる
     2.半導体素子(トランジスタ)の性格付けを行う(n型、p型)
<平坦化>
  リソグラフィ(露光)のために、成膜後の表面は常に凹凸なしにする
     ―― CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨) ――
        凹凸のある形成膜の表面を、Chemical(化学研磨剤)やパッドなどを使って、Mechanical(機械的に)Polishing(削って)平坦化
<半導体ファブ(工場)>
  半導体ファブ内の装置レイアウトは
     ―― 装置配列はプロセス順ではなく、ベイという考え方 ――
第2部担当:エスアンドエスセミコン(元㈱日立製作所 半導体事業部) 川本 洋
14:50~15:10 コーヒーブレイク
第3部 紙芝居で見る半導体製造プロセス・フロー
15:10~18:00(170分)
PartⅠ
  ウェハ前処理工程Ⅰ『 フロントエンド・プロセス 』
    CMOSロジックのトランジスタが形成されるまで

     ―― 主要6ブロックを紙芝居で見る ――
       素子分離、ウェル形成、ゲート形成、サイドウォールとソース/ドレイン形成、シリサイド化、Wプラグ形成の6工程
PartⅡ
  ウェハ前処理工程Ⅱ『 バックエンド・プロセス  』
    CMOSロジックの多層配線が形成されるまで

     ―― Al多層配線とCu多層配線 ――
       加工してから埋め込むAl配線と埋め込んでから加工するCu/low-k配線
PartⅢ
  後工程『 パッケージング・プロセス 』
    出来上がったLSIをパッケージする

     ―― パッケージングの役割りと組立工程、そして出荷へ ――
第3部担当:半導体産業新聞 松下 晋司
*講演タイトル、講演者は都合により変更することがありますので、ご了承ください。

注)半導体関連の入門書を読んでから、ご参加されることをお勧めします。
   理解できないことが分かって、ご参加されるのと素のままでのご参加では、効果がまったく違います。

   なお、本セミナーは2013年1月29日開催の「1日で分かる半導体プロセス教室」の再演です。
■ セミナー概要
  開催日
2013年8月20日(火)開催 9:30~18:00
  参加費
33,600円/1名(テキスト、食事・飲物付、消費税込)
※キャンセルにつきましては、開催日前日50%、当日100%のキャンセル料を申し受けます。
  会場
東京・御茶ノ水 連合会館
  主催
半導体産業新聞 J57
■問い合わせ先
○ 産業タイムズ社 事業開発部
    FAX:03-5835-5494 TEL:03-5835-5894
    Email:pd@sangyo-times.co.jp