ごみ・し尿・下水処理場整備計画一覧2013-2014
全国のごみ処理・リサイクル施設・最終処分場・し尿処理・下水終末処理場の最新整備計画を完全網羅
○『環境設備計画レポート』が大きくパワーアップ
○ごみ・し尿に加え、新たに「下水終末処理場」を追加
○「ごみ減量化」「老朽化」対策迫られるごみ焼却場の最新整備
計画を網羅
○下水汚泥燃料化・エネルギー転換など新時代に進むし尿・下水
処理場の最新動向
○リサイクル・資源化施設もカバー
体裁・頁数:B5判、324頁
発刊日:2013年10月21日
ISBN:978-4-88353-215-5 C3060\23000E
定価 25,300円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
ごみ処理施設やし尿処理施設は、多くの施設で老朽化に伴う建て替えや、CO2(二酸化炭素)排出量削減、処理残渣の減量化など環境負荷低減に向けた取り組みが進められています。従来の焼却炉に比べCO2排出量を低減できる新コンセプトの焼却炉を検討する動きが出てきているほか、ごみ処理施設を新エネルギー供給の観点から活用すべく、ごみ発電(熱回収)設備やごみを燃料化するBDF化施設などの整備も進められています。また、し尿処理場や下水道の終末処理場においても、下水汚泥のガス化や固形燃料化のための設備、さらにそれらを活用した発電設備の整備が進み始めているうえ、国土交通省の「B-DASHプロジェクト(下水道革新的技術実証事業)」においては先進的な水処理(固液分離)、バイオガス回収・精製・発電技術の実証が開始されています。こうした先進技術は、将来的に国内向けのみならず海外でも注目を集め、日本の社会インフラ輸出の目玉となることが期待されます。
また、東日本大震災以降、被災県で発生した災害廃棄物の処理、震災の影響で遅延している施設整備計画の再開だけでなく、放射性物質を含んだ廃棄物の処理、総合的な災害対策や災害時にも事業を継続できるBCP(事業継続計画)への対応も課題となっています。
本書では、そのような状況下にある全国のごみ・し尿・下水終末処理施設の現状を詳細にまとめています。新設・増設計画やそれに伴う建て替え、解体など、目立った動きに大きくフォーカスし、計画の概要、処理能力、予算、施工業者、着工および完工時期、新増設に至った背景などを詳述しています。また、稼働中の既存施設についても13年9月現在の最新状況をアップデートしています。
本書は、弊社にて毎年発刊し、ご好評をいただいております『環境設備計画レポート』に、新たに下水終末処理施設の動向を加え『ごみ・し尿・下水処理場整備計画一覧2013-2014』としてリニューアルしております。編集には弊社発行の週刊誌『環境エネルギー産業情報』のスタッフが携わっております。同誌はごみ処理施設やし尿処理施設、リサイクル施設、上下水道処理施設、斎場など環境関連施設や、火力、水力、太陽光、風力、地熱、原子力など発電所の整備計画を詳述しているほか、国内外の環境エネルギー関連有力企業の最新ビジネス戦略や設備投資計画を精力的にレポートしており、数多くのご愛読者からご支持をいただいております。本書は同誌の取材、編集を通じて得た情報リソースをベースに、廃棄物処理施設に関するイヤーブックとしてまとめたものです。読者の皆様のご批判、ご叱正、ご助言をお願い申し上げる所存です。
■内容構成
- 第1章 全国ごみ処理施設整備計画
- 第2章 全国ごみ焼却場既存施設一覧
- 第3章 全国し尿処理施設整備計画
- 第4章 全国し尿処理場既存施設一覧
- 第5章 全国下水終末処理場整備計画
- 第6章 全国下水終末処理場既存施設一覧