商業施設新聞
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No.475

プロントづくし


今村 香里

2014/9/30

 高校時代の友人と久々に食事をすることになり、彼女の家の最寄駅である恵比寿駅まで行った。飲食店を決める際に、お昼は2人ともパスタを食べたのでイタリアンはやめておこうという話になり、近くのタイ料理店に行った。途中で友人の彼氏も合流し、話が盛り上がったので二次会に行くことにした。

 道中、プロントコーポレーションが展開するカフェ&バーの「プロント」が目に入ったので、私がふと「プロントってどこの駅前にもポイントを押さえてお店があるよね~」と言うと、友人が「昼のパスタは仕事場近くのプロントで食べたんだ、ホントに便利な場所にある」と答えた。事実、ちょっと休憩したいと思う時にいつも目に入ってくる。

 二次会は、ワインが飲める気になるお店があるというので行ってみると、なんと「ディプント恵比寿店」だった。友人にプロントと同じ会社が運営している事を教えると、びっくりしていた。今日はプロントコーポレーションづくしだと3人で大笑いした。

ディプント桜橋店の外観
ディプント桜橋店の外観
 今年の春、プロントコーポレーションは、関西初となる「ディプント桜橋店」を大阪市北区にオープンした。出店場所は地下鉄西梅田駅付近で、大通りから入った小路にある飲食店が入居するレトロな建物の1階。大人の隠れ家を思わせるような場所だ。

 ディプントは、桜橋店を含めて東京都内に12店、さいたま市、静岡市、横須賀市に1店ずつの計16店を展開している。関西人にとっては珍しい店なので、プライベートで行くのは今回が初めてだった。

 店内は、木目を使用しながらも、鉄素材をポイントで使い、ナチュラルモダンをイメージした落ち着いたかわいい雰囲気。数十種類のワインを楽しめるお店で、フードメニューは、ワインに合うピザやイタリア風おつまみ、オーブン料理が豊富。飲みやすいランブルスコ(弱発泡性のフルーティーな赤ワイン)を片手に、看板メニューのイタリア産生ハムとサラミのてんこ盛をつまみながら、気軽にワインを“がぶ飲み”する本場イタリアさながらのスタイルを提案している。また、女性の好むブランド食器を使用するなど工夫している。

 生ハムの出し方(ディスプレイ)に感動している友人カップルの向かいで、なぜか、お店と料理の説明を私がしていた。

 ディプント業態の今後は、西日本の主要都市を中心にFC展開していく考えで、プロントに次ぐ第2の柱に成長させていくようだ。

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