からあげが好きだ。自分が好きな 今回、食べ物のトップといえる。オープン情報を目にしてから行ってみたいと思っていたからあげ専門店「からやま新橋店」（東京・新橋、2月オープン）にようやく足を運べた。

　からやまは、日本全国のとんかつチェーン「かつや」で有名な飲食チェーンのアークランドサービス（株）が運営する新業態のからあげ専門店。かつやは、比較的リーズナブルな価格で本格的なロースカツやヒレカツを揚げ物や丼などで提供しているため、利用している人は多いと思う。ちなみに、アークランドサービスはかつやのほかにも、天丼専門店「天丼あきば」、肉飯専門店「岡むら屋」、イタリアン「チェントペルチェント」、たこ焼き専門店「岩船漁港」と、様々な業態を展開している。

　しかし、からやまは7月末時点では4店しか展開しておらず、アークランドファンや食通でなければ、そこまで認知されていないだろう。たまたま同社の決算説明会に行く機会があったが、このからやまの店舗はオープンから好調に推移しており、平均月商はメーンのかつやを大きく上回っていると、代表取締役社長の伊藤永氏から聞いた。これが多店舗化されたらかなりの収益が見込めると思うが、まだ試験的に展開して様子を見てから多店舗展開する意向だとも同氏は後述していた。
　新橋店はJR新橋駅烏森口から徒歩0分のニューしんばしビル1階で営業しており、何と同ビルにはからやまのほか、かつや、岡むら屋、天丼あきばと、多くのアークランドサービスの飲食店が集積している。

　今回私が注文したのは、最もオーソドックスなメニューである「からあげ定食（竹）」。とにかくからあげが大きく、肉汁がたくさん溢れ出てきてそうというのが見た目の第一印象だ。食通のブログで注目されていた大きなからあげも5個なら問題ない。早速、大きなからあげに箸を運ぶ。味は美味しいの一言に尽きる。値段もこのボリュームならば、かつや同様に比較的リーズナブルだと思う。ドリンク類は若干少ないと感じたが、吉野家の「吉呑み」や、ファミレスが近年注力している居酒屋利用に対応している感じではなかったので特に気にならなかった。

　そのほかのメニューは、「ネギ塩極ダレからやま丼」「からたま丼」など丼メニューや「からやまカレー」など、かつやと同等のメニューの豊富さだった。リピーターもすぐにメニューに飽きてしまうことはないだろう。

　食レポのようになってしまったが、このアークランドの新業態であるからやまは、FCなどで首都圏はおろか全国に展開しても十分ヒットすると、食べてみて個人的に思った。日本全国、世界のからあげファンならば、遠くても足を運ぶ価値がある。私も、地元に相模原店が営業しているので、また機会があれば利用したい。