商業施設新聞
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No.561

私のポイントカード事情


今村 香里

2016/6/21

 梅田界隈は、大阪の北エリアに住む私のショッピングスポットだ。“御用達”の百貨店がある人もいると思うが、梅田界隈は、isetan(ルクアイーレ内)、阪急うめだ本店、阪神梅田本店、大丸梅田店と百貨店が密集する激戦区であり、買い物客の選択肢の幅が広くなっている。正直、たまにしか利用しない客からすると、百貨店の商品の質や種類に大差はないと思っている。なので、梅田界隈で降りる最寄り駅の動線上にあり、便利という点で阪急うめだ本店を利用している。

生活に欠かせない梅田界隈のポイントカード
生活に欠かせない梅田界隈のポイントカード
 近年は、どの百貨店や商業施設でもポイントカードを発行し、顧客の囲い込みを行っている。何度も利用するとポイントが貯まるので、同じ商品を購入するのであれば、ポイントカードを持っている店に行くだろう。

 阪急阪神グループでは、今春から「Sポイント」サービスを開始した。これまではグループ各社ごとにポイントを付与していたが、このSポイントは関西エリアのグループ各社共通でポイントが付くので、ポイントも貯まりやすくなっている。

 さっそく私もこのSカードに切り替えた。家の近所にある食品スーパーも阪急阪神グループであるため、ここでもポイントを貯めることができるのはラッキーだ。さらに、友人と食事に行ったNU茶屋町、雑貨を購入したHEP FIVEでもポイントが付いた。改めて、梅田界隈には阪急阪神グループの商業施設がたくさんあることに気づく。
 Sポイントのようなサービス自体は珍しいことではないが、梅田界隈で商業施設を幾つも運営している阪急阪神グループが導入するとなれば、利用者にとってメリットが大きいのではないだろうか。

 しかし、グランフロント大阪のある店舗を利用した時、施設専用の「おさんぽカード」を忘れてしまったので、Sカードを使えないか提示してみると、“Sマーク付きポイントカード”は対象外だそうで、利用できなかった。確かに複数社共同で開発した商業施設なので無理もないが、とても残念である。これからも、おさんぽカードは財布に忍ばせておく必要性がありそうだ。

 とにかく、Sカードの切り替えでこれまで以上にポイントが貯まることが分かった。食品スーパーなどの日常的な買い物から、百貨店などの特別な買い物まで幅広く使えるとなると、利用シーンに合わせて、ポイントを使う場所も選択できる。
 私は、食品スーパーで貯めたポイントで、これまで躊躇していた百貨店で販売している新作コスメでも試そうかと思案中である。
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