商業施設新聞
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No.1052

渋谷モディを覗いて得た気付き


サリョールサラ

2026/4/14

渋谷MODIの外観。平日でも公園通りには人が多い。休日はもっとすごい
渋谷MODIの外観。平日でも公園通りには人が多い。休日はもっとすごい
 とある休日に、友人と渋谷へ遊びに行った。雑貨店を見て回り、家具を見たり、お目当ての靴を試着したり……と、かなり歩いたこともあり、ちょっとカフェで休もうかという流れに。しかし、いざ探してみるとなかなか見つからない。目についたカフェやマップアプリで目星をつけたカフェを複数訪れてみるものの、ほとんど満席。スターバックスはごった返しており、その他コーヒーチェーンも先客でいっぱいだった。買い物後の反省で友人も私も財布の紐がやや固くなってしまい、ちょっとした背伸び価格のカフェを選択肢から外していたのだが、それが良くなかったか。うわさに聞く「カフェ難民」状態である。そうしてぶらぶらと休憩場所を探していたところ、館内にどうやらいくつかカフェがありそうだということで、渋谷モディに入ってみた。

 結論としては同施設からも退散することとなった。スターバックスはいっぱい。もう1軒、珍しげなカフェがあり近寄ってみたのだが、コラボカフェ中心のコンセプトカフェだったのだ。カフェはカフェでもコラボカフェは選択肢に入っておらず、施設を後にした。

 渋谷モディを訪れて、ちょっとした気付きがあった。言い表すのが難しいのだが、森のような施設外観に対して、内装がとても白いのだ。その正体は、ポップアップなどに使用する陳列棚、間仕切りやカウンターなどの什器である。同施設ではポップアップ出店やコラボイベントをしばしば開催しているためか、移動やセッティング、配置替えなどをしやすいであろう、汎用性の高い白い什器が多く設置されていたのだ。

 渋谷モディではIPコラボなどのポップアップに注力しているようで、その内容はファッション、アニメやキャラクター、エンターテインメントなど幅広く、推し活にも対応。本・CD・DVDが押し出されているフロアや、アニメ特化のフロアも備えており、サブカルが充実している。その特徴に、なんとなく池袋のような空気を感じた。そういえば、1階の表に出店しているマリオンクレープについて、施設の特性もありコラボクレープを出すこともあると担当者が語っていたのを思い出した。コラボカフェではない飲食店でも、施設の特性を活かしコラボ商品を打ち出しているようだ。

 ちなみにその後、流浪のカフェ難民状態を経て落ち着いたのは、井の頭通りの角地にあるエクセルシオール カフェ。3階まで座席があり、そこまで上ると先客もまばらでようやく座れた。カフェ難民とは言うが、その地域にカフェが足りないのか、実は空席のカフェがあるものの消費者がその存在に気づけていないのか、はたまたお手頃価格以上のカフェに行かない(行けない)ことから選択肢を狭めてしまっているためなのか……。次のショッピングでは、その地域のカフェをある程度リサーチしてから行こうと思う。
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