商業施設新聞
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No.403

岐阜県の鶏ちゃん


今村 香里

2013/3/26

 先日、JR大阪伊勢丹の10階で「じゃらんご当地グルメフェア」が開催された。このイベントは、リクルートライフスタイルの国内旅行情報誌「関西・中国・四国じゃらん」とジェイアール西日本伊勢丹が共同で開催しており、今回で2回目だという。
 会場では、関西ではお目にかかれないグルメが満喫できるほか、イートインコーナーも併設しており、その場で食べることも可能だ。今回は、じゃらんの読者により“もう一度行ってみたい温泉地ベスト10”に選ばれ、ランクインした各温泉地から自慢のご当地グルメが集結した。

 このイベントを知ったのは、当社OBからの情報だ。聞くところによると、退職した後に地域の郷土料理を広める取り組みや活動を行っているようで、ここに何やら出展するらしい。せっかく声を掛けてもらったので、JR大阪伊勢丹の10階に行ってみた。すると会場は、特にグルメな主婦の方々で、活気に満ち溢れていた。

下呂温泉のブースに展示された鶏ちゃんのタレや焼酎など
下呂温泉のブースに展示された
鶏ちゃんのタレや焼酎など
 当社OBは、岐阜県は下呂温泉の枠でブースを出展しており、岐阜県中央部に広がる郷土料理「鶏(けい)ちゃん」などをアピールしていた。この「鶏ちゃん」は、醤油や味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉をキャベツなどと一緒に焼いて食べる、岐阜県の南飛騨地方、奥美濃地方の郷土料理。名前の由来の“ちゃん”は、混ぜ合わせるという「醤(じゃん)」が語源との説もあり、「鶏醤(けいじゃん)」から「鶏ちゃん」になったともいわれるそうだ。てっきり、「鶏」に「ちゃん」を付けた、鶏商品のキャラクターの名前だと思い、ゆるキャラ好きの私は、勘違いしてしまっていた。

 鶏ちゃんは、地域の家庭や提供する店により味が少しずつ異なるのだそう。味噌味、しょうゆ味、塩味など味付けの違いや、若鶏、親鶏、モツや皮を入れるという肉にも違いがあるそうだ。こうした多彩な味が楽しめるのも鶏ちゃんの特徴のひとつだという。

 案内してくれたOBは、鶏ちゃんを広めていきたいという思いから「鶏ちゃん合衆国」の活動を行っている。
 メンバーは、「鶏ちゃん」を提供する飲食店や小売店、商品を開発するメーカーの方のほか、県や市の職員の方、地元の有志の方を中心に構成されており、様々なイベントへの出展や企画を行っている。

 私はブースにあった、鶏ちゃんの素「鶏ちゃん焼きの旨味たれ」を購入した。ブースには、ほかにも鶏ちゃんに合う焼酎「岐阜県民 鶏ちゃん」と、米-1グランプリで優勝した日本一の米「いのちの壱」が販売されていた。

 まだこのコラムを書いている時点で、鶏ちゃんの素を使って料理はできてないが、週末には鶏とキャベツを購入して家で作ってみる予定だ。当日は食べられなかったので、ここまで書いているうちに楽しみがどんどん膨らんでくる……。
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