商業施設新聞
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No.820

VS PARK越谷開業とプロテイン「マンカイ」


笹倉聖一

2021/8/24

猛獣逃げ切りアクティビティ「ニゲキル」
猛獣逃げ切りアクティビティ「ニゲキル」
 埼玉県越谷市の「イオンレイクタウンmori」で、バンダイナムコアミューズメントが新感覚バラエティスポーツ施設「VS PARK」を7月15日に開業した。内部に24種類の娯楽(AM)機能を集結させ、楽しみながら運動できる。開業前日の内覧会へ参加し、係員に「どのゲームが一番楽しく、お勧めですか」と尋ねたところ、「10mの超短距離走を本気で走り切る、猛獣逃げ切りアクティビティ『ニゲキル』が楽しい」と言われたので早速挑戦してみた。56歳のおじさん記者である筆者は、短距離走のスタートは学生時代から得意としていたので、スタートダッシュは当時と変わらずできたと思っているのだが、2歩目くらいから早くも前方上部へ足が上がらなくなっていることに気づいた。しばらく全力疾走をしたことがなかったので、足を前方上部に引き上げる腿の筋肉が働かなくなっていたのだ。ずっこけながらかろうじて前へ進んだものの鈍足のため、AM施設の画像の中で追いかけてくる恐竜に私は捕まってしまった。

 休日にはジョギングや水泳をして健康や体力維持に努めているつもりだったのだが、全力疾走に対しては何の効果もないことが分かりとても残念だ。情けない思いをしているところへ係員のお姉さんが、「スタートダッシュは(56歳にしては)すごく良かった」とほめてくれたので、「なんて素敵なお姉さんなのだ」と私はVS PARKのファンになってしまった。足を前方上部に上げる筋肉を作り直し、全力疾走できるような脚力に鍛え直し、次回は恐竜との競争に勝ちたいと切望した。

 そんな折、味の素から、筋肉や血液などの元になるたんぱく質を中心に、60種類の栄養素を凝縮した次世代ベジタブルドリンク「マンカイ」(Mankai)の販売を(7月30日から)開始する旨の発表会に招かれた。同製品は、イスラエルのヒノマン社が展開するグローバルブランドで、健康と地球環境への想いに共感した味の素が日本市場での独占販売権を得た。原料は、マンカイ(ウォルフィア)と呼ばれるウキクサで葉野菜の一種。直径わずか0.5mmの葉野菜に、青汁/ケールの3倍の量の植物性タンパク質を含有し、また脂質・糖質・塩分が少ないのも特徴と同社は説明する。野菜でありながらタンパク質が豊富な、この葉野菜の栄養を粉状に凝縮したベジタブルプロテインを、味の素は飲みやすい抹茶風味に仕上げた。製造は環境負荷をかけないヒノマン社独自の水耕栽培で、水資源を節約しながらウキクサを育て、豊富な栄養を供給する。味の素は、スティック30本入りを1箱(4500円)で通信販売し、1日1~3本を水や牛乳と一緒に飲むことを勧めている。

 これは全力疾走できなくなってしまった筆者の脚力にとって朗報で、最適な栄養素なのかもしれないと感じた。幸いにも試供品をいただいたので、すべて飲み終わる頃には、私は全力疾走できる足の筋力を取り戻し、VS PARKの恐竜とのかけっこでリベンジを果たせるかもしれない、との希望を抱かせてくれた味の素の発表会であった。
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