活況のNSC、主要企業が積極開発
RSCから転換など多様化
クリックして拡大
広域型ショッピングセンター(RSC)の開発が減少する中、スーパーマーケット(SM)を核店舗とした地域密着型ショッピングセンター(NSC)の存在感が増している。建築費高騰や競争激化などで大型施設が作りづらい中、新設だけでなく既存施設の活性化、他社物件の作り替え、スクラップ&ビルド(S&B)といった様々な開発パターンが出てきている。NSCを手がける各企業の動向を探る。
■三井不動産など大手は継続的に開発
大手の動向として、三井不動産グループのNSCは、「ららテラス」「ララガーデン」などをはじめとしたライフスタイル型商業施設が担う。このうちシリーズ化しているららテラスは首都圏で6施設(LaLaテラス南千住含む)を展開している。
ららテラスは直近で5月に「川口」(埼玉県川口市)、6月に「北綾瀬」(東京都足立区)の2施設が開業した。北綾瀬はSMの「サミットストア」を核店舗に、「無印良品」など計51店を集積するが、最大の強みは「食」。綾瀬エリア初の大型フードコートでは10店・約500席を備え、店舗は東京都初出店の「札幌味噌Fuji屋」、足立区初出店の「松戸富田製麺」などから、「マクドナルド」「ミスタードーナツ」といった定番チェーンまで揃えた。また、「もりもり寿し」「カプリチョーザ」「しゃぶ葉」といったレストランのカテゴリーも充実させており、幅広いニーズに対応している。
(以下、本紙2025年10月21日号1面)
関東/中部

ららぽーとTOKYO-BAY北館、建て替えⅠ期が31日開業、38店の大型フードゾーン展開
北海道/東北

上の組、ブルームワールド、現地で店舗棟建て替え、ヨークベニマルなど出店
近畿/中国

広島国際空港、商業エリア大幅改装、26年4月以降順次完成
九州/四国

九州ケーズデンキ、北九州市に店舗5016m²、国道10号線沿いに出店
街づくり/都市開発

三井不動産など、東京・田町駅西口駅前地区、延べ約10万m²で着工、アトレやオフィス導入
小売業界動向

アンドエスティHD 26年2月期、下期出店は国内外で49店、東南アジアの拡大狙う
店舗・施設関連

パナソニックCCS社、ノンフロン冷凍機、国内向け新製品開発、サイドフローの10馬力
ホテル&サービス

京都ブライトンホテル、ヒルトン加盟で全館改修、182室から約160室へ
外食産業動向

エターナルホスピタリティグループ 26年7月期、国内鳥貴族は53店計画、既存店売上は3.8%増
デベロッパーに聞く 次世代の商業・街づくり No.470

(株)東急モールズデベロップメント 代表取締役社長 社長執行役員 小山晃司氏
週刊インバウンド最前線 No.8

ある海沿いの町の事例
わが社自慢の社員食堂 No.3

奥野製薬工業 放出工場
開店フラッシュ

イオンモール仙台上杉
ルポSC

阪急西宮ガーデンズ