新型コロナウイルス感染拡大で、これまでの常識や考え方、人々の暮らしが大きく変わろうとしています。その最たるものがテレワークといえるでしょう。大都市偏重だった概念をはがし、郊外や地方都市の価値や可能性を生み出しました。地方の良さを見直すとともに今まで気が付かなかった地域の魅力や資源を再発見し、さらに魅力的に仕上げ、結果的にヒトやモノ、カネを呼び込み新しいライフスタイル、それに伴う新しい消費を呼び込んでいる事例が増えています。今回、商い創造研究所と商業施設新聞がタッグを組み、こうした新しい価値観を創造するキーパーソンを招いたセミナーを開催いたします。
　まず一人目は、地方創生プロジェクト「Frogs FARM」と称して、兵庫県淡路島の北西部でレストランやホテルなどを整備し、以前は人が訪れなかった場所を一躍人気スポットに昇華させ、さらに土地を有効に活用してほしいと名乗り出る地権者も少なくなく、将来的には開発面積を十数万㎡にまで拡大し、行政、地域住民と増える移住希望者、地元生産者、企業を巻き込んだ街づくりを主導する（株）バルニバービ　代表取締役会長　CEO兼CCOの佐藤裕久氏です。
　そして二人目は、野遊びやキャンプを通じて「人間が人間らしく生活するための営み」を提案する（株）スノーピークの代表取締役会長の山井太氏にご登壇いただきます。同社は来春、キャンプフィールドを併設している新潟本社の敷地を約5万坪から約15万坪へ拡張し、「衣食住働遊」のすべてが詰まったライフバリューフィールドの実現を目指す「Snow Peak 未来構想プロジェクト」を始動する計画です。
　そしてコーディネーターとして、本紙で11年目に突入した人気ロングコラム「商いの新しいものさし」を執筆中の、（株）商い創造研究所　代表取締役　松本大地氏がお二人に絡みながら都市や地方での街づくりの可能性や課題などについて語ります。さらに、本紙特別編集委員　松本顕介が本紙連載街づくり１００選を通じて得た街づくりパーソンを紹介します。
　なお、セミナー終了後には講師の方々との名刺交換の時間を設けております。皆様のご参加心よりお待ちしております。