半導体産業にとって自動車分野は年々重要性が増しています。半導体市場全体に占める構成比も拡大基調にあるほか、なんといっても大きいのは、コンテンツグロース（1台あたりの半導体搭載金額・個数）が高いレベルで続いているということです。コロナ禍によって自動車生産台数は一時的に減少したものの足元では回復基調に入っており、今後は「生産台数拡大×コンテンツグロース」という両輪も期待できる展開となっています。
　電動化に向けてはeAxleがキーデバイスとなって、さまざまな技術提案や参入企業各社の思惑が入り乱れた提携や新会社設立が活発化しています。また、自動運転に向けてはLiDARやそれを司る先端SoCなどが中軸を担います。また、自動車産業もここ数年で大きな話題となった半導体不足にも直面し、サプライチェーンの再構築から車両開発に至るまで調達・設計分野も大幅な見直しが進んでいます。
　本セミナーは市場・技術の両面から旬なテーマを深掘りする「Tech & Market Update！」セミナーのシリーズ第1弾として企画したものです。市場動向ではOEM・ティア1企業の半導体調達戦略にフォーカスし、技術動向ではeAxleならびに自動運転分野に関わる分野を中心に取り上げていきます。また、本紙「電子デバイス産業新聞」編集部からも日頃の取材活動から見えてきた新しいトレンドや動きについても、ご報告させていただきます。会場＋オンラインのハイブリッド形式となりますが、会場ではFace to Faceならではの意見交換やディスカッションが期待できるものと考えております。是非とも今後のネットワーク形成ならびに事業戦略の策定にご活用ください。