湖北省人民政府主催による中国(湖北)-日本投資貿易商談会が6月20日に東京都内のホテルで開催された。講演では湖北省政府副秘書長、参事室主任の何麗君氏が、湖北省の産業体系や文化、観光資源などを紹介し、「中国特に湖北省への投資を期待している」と挨拶した。
湖北省は、中国中部に位置し、中部地域の建材発展を牽引する中心的な役割を担っている。省都である武漢市を中心に鉄道、空路、水路が交わり、北京、上海、広州などの大都市圏と中部地域をつないでいる交通・物流の要である。
産業基盤が優れており、次世代情報技術、自動車製造、生物医務、ハイエンド機械装置、新素材の5つの1兆元クラスの産業クラスターがある。優秀な人材も豊富で、130の大学に200万人の学生が在籍している。外資企業に対し、企業活動の全ライフサイクルを支えるサービスを提供。水素エネルギーや循環経済、生態環境の整備などにも注力している。
講演では鄂州市の空港新城・顎州市臨空経済区についても説明した。貨物輸送のハブとして開発を進めている花湖空港の周辺に整備されるもので、花湖空港は総投資額320億元、用地面積1189万m²で、第1期工事ではすでに2本の滑走路が完成している。臨空経済区は総計画面積178km²で、1つの中核区と4つの産業園で構成。航空産業、スマート製造、医療健康、光電子情報の4つの産業に焦点を当てている。
このほか、三国志の舞台として重要な地域となっている湖北省の文化・観光面についての紹介や排出権の説明なども行われた。
また、進出企業を代表して日本郵船とイオンモールがそれぞれの進出状況などについて説明した。