初夏が到来し、外食産業の夏季メニューの試食会に参加する機会があったので、感嘆の独り言をつぶやいてみる。

　イートアンドは、6種類もの夏季の麺料理（美食ヨーグルトのひんやりトマト麺 バジチキ、ココ夏ボンゴレトマト冷麺、史上最高の棒棒鶏冷やし中華、京九条ねぎらーめん、京九条ねぎ天つけ麺、とびっきりのベジトマ麺）を開発した。6種類すべてを試食させてもらったところ、トマトを用いる料理が多いため、朱色の鮮烈なスープが印象的だった。ズッキーニやねぎなどの野菜にもこだわり、棒棒鶏では二段仕込みの味が供された。

　中でも京九条ねぎ天つけ麺は圧巻で、スープがそばつゆの味で、つけ麺特有の太麺との相性が今までにない味わいで、日本料理の風味でうまい。淡麗醤油スープに各種魚介の隠し味が盛り込まれ、つけ麺としては異色の天ぷらを組み合わせて京都の「和」を強調したのだという。京九条ねぎがうまいのは言うまでもない。

　はなまるうどんを展開するはなまるは、冷やしうどんで肌がきれいになり、美貌にもよい野菜など8品目を乗せた「食べる美容　8品目入りサラダ麺」を6月中旬まで、店ごとに20食限定で提供した。女性客だけでなく、綺麗になりたいおじさん達からも大人気だ。アスタキサンチン入りバルサミコ酢ドレッシングと糖質0g麺（おから、こんにゃくが材料）が使用され、カロリーは203kcal、多くのの野菜が、色鮮やかに健康なうどんを盛り立てる。

　アスタキサンチンは、天然の赤い色素で、鮭やえび、かにに多く含まれるカロテノイドの1種。カロテノイドはトマトのリコピンや人参のβカロチンなどと同様な活性酸素を消去する「抗酸化作用」を持つ成分として、健康に良いとのことで、値段も高い。はなまるは、美味しく食べてきれいになるメニューを6月以降にも続けて投入する。女性以外にも、おじさんだって綺麗になりたいという人は駆けつけられたい。

　さらに、20周年を迎えた屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」（セガ・ライブクリエイションが運営）は、同じく20周年数える「名探偵コナン」とコラボした「コナンのサッカーボールカレー」を5月末まで提供した。カレーの上にはコナン君愛用のサッカーボールがご飯とのりで描かれ、濃い目のこってり味のカレーに舌が満足する。同メニューと謎解きゲームのお披露目会にはコナン君の着ぐるみもかけつけた。東京ジョイポリスの20周年イベントは6月以降も続く。乞うご期待だ。

　はなまると東京ジョイポリスは、初夏メニューで夏の前哨戦といった感じなので、6月以降の盛夏メニューには何が出てくるのか楽しみだ。