電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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第310回

11月28日に「次世代自動車」と「電子デバイス」をテーマのカンファレンス


~トランジスタ生誕メモリアルで伝説の垂井康夫氏、バリバリのソニー上田康弘氏登場~

2018/11/9

 戦後まもない1948(昭和23)年12月23日のことである。米国ベル研究所においてウィリアム・ショックレーたちによりトランジスタの増幅作用が発見された。これが世界を変えてしまうことになる半導体デバイスの本格登場であることを予想する人は、当時誰もいなかったのだ。

 日本にあって杜の都仙台にもこのトランジスタショックは伝わっていた。東北大学工学部の渡辺寧教授はGHQからこのベル研でのトランジスタ発明を知らされ、渡辺氏の指揮のもとに東北大学でもトランジスタの研究がスタートする。この時、大学院の特別研究員生であった西澤潤一氏(後に東北大学総長)も渡辺研究室に合流する。後に、PINダイオードやSITトランジスタ、半導体レーザーなど数々の世界的業績を上げる異端の天才、西澤潤一氏の半導体との出会いであった。

トランジスタの時代を知る人は少くなった(右端が西澤潤一氏)
トランジスタの時代を知る人は少くなった
(右端が西澤潤一氏)
 この10月21日にミスター半導体といわれた西澤潤一氏は92歳で死去された。愛弟子であったクリーンルームの天才、大見忠弘氏も世を去っている。ニッポン半導体の輝かしい歴史を知る人たちが次々と逝去されているが、1970年代後半に「ニッポン半導体世界一」を実現させた超LSI技術研究組合の立役者は今も健在なのだ。その人こそ垂井康夫氏(東京農工大学名誉教授)である。その伝説の人ともいうべき垂井康夫氏が数十年ぶりに講演することになった。

 テーマは「1976年の超LSI国家プロジェクトがニッポン半導体を世界一にした!!」というものである。これは、電子デバイス産業新聞を発行する産業タイムズ社が毎年、トランジスタ生誕を記念して行うカンファレンスの中で講演される。ニッポン半導体がなにゆえに躍進していったのか。そしてまた、なにゆえに90年代から後退していったのか。その歴史の生き証人がニッポン半導体を徹底分析するこの講演は聞き逃せないといえるだろう。

 さて、今回のトランジスタ生誕メモリアルカンファレンスのテーマは自動車と電子デバイスである。正式なカンファレンスタイトルは、『「自動車世界戦争」は電子デバイスに一大インパクト~マイコン、センサー、メモリー、パワー半導体で日本勢が圧勝!!~』。開催要項は以下のとおり。

日時:2018年11月28日(水)13:00~18:00
会場:富士ソフトアキバプラザ6F セミナールーム1
参加費:32,000円+税/1名(テキスト、飲物付)
主催:電子デバイス産業新聞

 自動車世界戦争の波が訪れており、次世代エコカー、自動走行運転、コネクテッドカーなど100年に1回ともいえる大きな技術革命が電子デバイスに一大インパクトを与えている。今回講演では、自動車世界戦争の現状と展望を徹底的に分析し、かつ車載向け半導体(マイコン、画像センサー、パワーデバイス、メモリーなど)の将来像を捉えていく。
特典として参加者全員に泉谷渉著『自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方―』(東洋経済新報社)を進呈する。
 セミナーのプログラム内容は以下のとおり。(敬称略)

13:00~13:40
【第1部】車載向け半導体の未来形を探る!!
「ソニーは世界シェアトップのCMOSイメージセンサーで車載向け挑戦」
ソニー(株) 執行役員 技術渉外担当 上田 康弘

13:40~14:20
「車載半導体はマイコン、GPUを軸に高成長が見えてきた!!」
IHS Markit Technology プロジェクトマネージャー 杉山 和弘


14:20~15:00
「これがパワー半導体の最新技術と将来展望だ!!」
大阪大学大学院 招聘教授(元ローム(株)研究開発部長) 中村 孝

15:00~15:20 コーヒーブレイク

15:20~15:50
【第2部】車載、AI、IoTの新たなる展開を探る!!
「これがIoTを切り開くエッジデバイスの全貌だ!!」
日本電子デバイス産業協会 会長 齋藤 昇三

15:50~16:30
【特別講演】「1976年の超LSI国家プロジェクトがニッポン半導体を世界一にした!!」
東京農工大学 名誉教授 垂井 康夫

16:30~16:40 休憩

16:40~17:20
「経産省が提案するAIチップの振興策に注目!!」
経済産業省 デバイス産業戦略室長 田中 伸彦

17:20~18:00
「自動車世界戦争の本格化で日本企業が一気に抜け出す!!」
(株)産業タイムズ社 代表取締役社長 泉谷 渉

 今回講演の冒頭を飾るのは、いまや半導体業界でもっとも元気のいい人として知られるソニーの上田康弘氏である。IoT時代を切り拓く世界トップのCMOSイメージセンサーの自動車向けの展開について熱く熱く語られることになっている。大トリの講演は不肖、泉谷渉が務めさせていただく。奮ってご参加の程お願い申し上げる次第である。
 このカンファレンスのお申し込み・お問い合わせはhttps://www.sangyo-times.jp/seminarDtl.aspx?ID=295まで。


泉谷 渉(いずみや わたる)略歴
神奈川県横浜市出身。中央大学法学部政治学科卒業。35年以上にわたって第一線を走ってきた国内最古参の半導体記者であり、現在は産業タイムズ社 社長。著書には『自動車世界戦争』、『日・米・中IoT最終戦争』、(以上、東洋経済新報社)、『これが半導体の全貌だ』(かんき出版)、『心から感動する会社』(亜紀書房)、『君はニッポン100年企業の底力を見たか!!』(産業タイムズ社)など27冊がある。一般社団法人日本電子デバイス産業協会 理事 副会長。全国各地を講演と取材で飛びまわる毎日が続く。
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