電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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第488回

最新動画番組「電子デバイス最前線THE MOVIE」で泉谷渉は吠えまくり講演!!


メーンキャスターとして延べ130人を取材する全国行脚の旅の楽しさ

2022/7/1

 何事も現場に行かなければわからないと信じている筆者、泉谷渉は常に対面取材を最も得意にしているのである。オンライン取材がものすごく増えている中にあって、筆者のような昭和の男たちはいずれ消えていく運命であろう。しかして、まだまだ現役で人に会うことの楽しさを満喫したい、と思っている。

 それはともかく、筆者が所属する産業タイムズ社は、電子デバイス産業新聞という業界を代表する専門紙を発刊しているが、電子デバイスの最先端トレンドを動画で放映したいと強く考え、全国行脚の旅を続けてきた。とにかくすごく楽しかった。全部で25本の動画番組を作り上げ、「電子デバイス最前線THE MOVIE」とタイトルをつけ、6月23日~9月末日まで一挙に無料配信に踏み切ったのである。いつでも、どこでも、誰でも無料で視聴できるように、産業タイムズ社ホームページの電子デバイス産業新聞トップに掲載した。


 対面取材で駆けずり回り、この撮影取材で出会った人たちは延べ130人を超えるだろう。メーンキャスターとして1日10人の方々を一気に取材したこともある。それはもう年であるからして、疲れることは疲れる。ただそこから立ち上がってくる新たな発見には、胸躍るばかりなのである。

 さて「電子デバイス最前線THE MOVIE」の冒頭には業界最古参記者となってしまった泉谷渉の講演をセットさせていただいた。タイトルは「メタバース爆裂とDX革命進展で電子デバイス100兆円乗せの時代」というものだ。相変わらずの吠えまくり講演で恐縮ではあるが、新型コロナウイルスとロシア-ウクライナ戦争という情勢下において、電子デバイスはどう動くのか、そしてどう成長していくのかを最新取材をベースに目いっぱい講演させていただいた。

 またニッポン半導体の代表格であるソニーセミコンの山口社長インタビュー、半導体装置の大手であるSCREENの後藤社長インタビューなど注目を集める最新情報がトップを飾っている。

 さらに半導体業界ナンバー1のアナリストとして、その鋭い分析が常に評判となっている南川明氏が、電子デバイスのフューチャープランを語っている。台湾TSMCとのアライアンスで注目される東京大学の工学部長である染谷氏のインタビューも興味深い内容となっているのである。

 半導体支援プロジェクトは国家的な取り組みとなっているが、これに連動する山口県、福岡県、熊本県などの地方行政の役割についても詳しく報道している。また、業界最大団体である日本電子デバイス産業協会の幹部にもインタビューを試みているのだ。

 企業編では装置、材料、商社などのユニークな企業を取り上げている。それらはジェイテクトサーモシステム、ローツェ、タツモ、高松帝酸、櫻井精技、タキロンシーアイ、田中貴金属工業、CBC、アーズ、東京コスモス電機、アスカの各社であり、いずれも熱い想いで未来にかけるその方向性をきっちりと映像で捉えた。

 エンディングとしては、経産省直下の国立研究所である産業技術総合研究所の知財権ブロックの様々なハードおよびソフトの手法を紹介した。最後に、今後のニッポン半導体の方向性について、元内閣官房参事官の結城氏に大いに語っていただいた。

 電子デバイス業界でご活躍の皆様方にとって、最も新しい情報を動画でお届けできる貴重な機会と考えている。ぜひともご高覧いただきたく、お願い申し上げます。


泉谷 渉(いずみや わたる)略歴
神奈川県横浜市出身。中央大学法学部政治学科卒業。35年以上にわたって第一線を走ってきた国内最古参の半導体記者であり、現在は産業タイムズ社 代表取締役 会長。著書には『自動車世界戦争』、『日・米・中IoT最終戦争』(以上、東洋経済新報社)、『伝説 ソニーの半導体』、『日本半導体産業 激動の21年史 2000年~2020年』、『君はニッポン100年企業の底力を見たか!!』(産業タイムズ社)など27冊がある。一般社団法人日本電子デバイス産業協会 理事 副会長。全国各地を講演と取材で飛びまわる毎日が続く。
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